防犯ブログ

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2012年03月19日 お客さんと万引き犯は紙一重?

17日午前10時45分ごろ、五所川原市布屋町の貴金属店で、商品ケースに並べてあった約400万円のダイヤの指輪がなくなっているのを店員が発見し、五所川原署に通報した。同署が窃盗容疑で調べています。

同署によると、同10時半ごろ、客の男が入店し、指輪が入った商品ケースを見ていました。
同45分ごろ、男が店を出た後にはなくなっていました。
店内には当時、複数の客がいましたが、この商品ケースに近付いた客は男だけでした。
商品ケースには鍵がかかっていなかったようです。

男は身長約160センチで、中肉でした。
<毎日新聞3月18日(日)11時57分配信より>

お客さんとして接していた相手が、万引き犯、つまり泥棒に豹変してしまうというケースがあります。
最初からお客を装って店員に近づき、盗もうとする商品を探す泥棒もいます。
また、最初は盗むつもりではなく、普通にお客として商品を探していた者が、突如、泥棒に早変わりというケースもあるでしょう。
泥棒に変わってしまった原因は、店側にもあるのではないでしょうか。

例えば、来店した際、店員が不在、防犯カメラもなく、レジの中には現金があり、商品もそのまま置いている。
このような無防備な状況下だと、悪意が芽生えてしまうのも分かる気がします。
また、店員が居ても、バーゲンのように店内が混雑しており、商品が激しく移る状況だと、そのまま精算せずに店を出ようかという気になる者も出てくるでしょう。
何か犯罪を犯しても、誰にも見つからない、自分の犯行として特定できないのでは?という考えが浮かんでくるのでしょう。

このちょっとした考えを実行に移すか、映さないかが犯罪者の分かれ目となるのですが、欲望には弱く、我慢できない人間が多いですから、万引き犯が増えているのでしょう。
このような考えを店側が与えてしまっている場合もあります。
さきほど述べた店内が無人というのもそうでしょう。
悪いことを考えてしまう人が多い、という前提で、そうさせない、そう考えさせないように防犯対策を行わなければなりません。

店員による監視、人の目には限界があります。
24時間、隙を見せずに常に監視することはできません。
それを補うのが、防犯カメラによる監視、つまり機械による監視です。
人と機械、両方が目を光らせていれば、物を盗むもうという考えが浮かんでも、見つかる、捕まるという考えも同時に与えることにつながるでしょう。
それが抑止力という考えです。

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