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2011年09月29日 和歌山 住民の命は住民で 自主防犯組織発足

橋本市南馬場地区の住民らが自主防犯組織を設立し17日、発足式をしました。
同市の紀の川河南地区では初めて。

同地区では、今年になって空き巣や下着泥棒、強盗未遂事件などが多発し、夜中の花火遊びやバイクを乗り回すなどの迷惑行為も増加。
防犯は警察だけでは限界があり、住民の命は住民で守ろうと
(1)防犯意識の啓発
(2)「声かけ運動」など地区民の積極的参加
(3)防犯パトロールの強化--などの「防犯活動実施要領」を策定しました。

発足式には、地区役員や地域安全推進委員ら25人が出席。
栗林保市区長(64)が「この地区では絶対に犯罪を起こさせないという強い意志で取り組む」とあいさつ。
同委員の男性(70)が「互いに声を掛け合い、助け合い、地域全体で防犯に努めます」と決意表明を読み上げました。
<毎日新聞9月18日(日)13時41分配信より>

警察に頼るだけでなく、住民の命は住民で守る、自分が住んでいる地域で犯罪は起こさせないという自主防犯組織を発足したというニュースです。
犯罪が多発する海水浴場で、防犯カメラや防犯灯を設置したことで犯罪件数が大幅に減少したというニュースを見ることがありますが、個人で自宅や会社に防犯装置を設置するのではなく、地方自治体で防犯活動に取り組み、犯罪を犯しにくい環境を住民達で作り上げるという取り組みです。

もちろん、個別に防犯対策を行うことは大切ですが、これに住民による声かけ運動、ボランティアの方による防犯パトロールの強化、さらに警察による巡回などを強化することで、より強力な防犯体制を構築することができます。
複数の効果的な防犯対策を組み合わせることで、その地域は、何も対策をしていない別の地域とは比べようがない程犯罪が起こしにくい環境となります。
犯罪者が敬遠する、非常にターゲットになりにくい地域ということになるでしょう。
必然的に犯罪件数は減少するはずです。
これも大きな視点から見れば防犯対策と言えます。

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