防犯ブログ

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2008年05月13日 つえをつきながら泥棒行脚50年

侵入の手口は日々進化しています。
新たな侵入手口による窃盗事件が発生すれば、それに対する防犯対策が考えられます。
すると、泥棒側も新たな手口を考えて対抗します。防犯対策もさらに対抗して・・・この繰り返しです。

<5月10日7時51分配信 産経新聞より一部抜粋>
『腰が曲がり、つえをつきながら民家に忍び込み現金を盗んだとして、警視庁巣鴨署が常習窃盗の疑いで、住所不定、無職の男(74)を逮捕していたことが9日、分かった。

調べでは、須藤容疑者は4月23日未明、豊島区西巣鴨の男性(82)宅のドアから侵入、現金約1万円入りの財布を盗んだ疑い。

物音に気づいた男性が通報。
男は逃走したが、高齢で左足が悪かったため、署員が駆けつける数分間で約50メートルしか逃げられず、すぐに取り押さえられたという。

男は20代から盗みを繰り返し、「死ぬまでこれで生きるしかない」などと供述。
警視庁は、余罪は十数件に上るとみている。
所持金は4000円で、生活費が底をつきかけると、泥棒を繰り返していたらしい。』

つえをつきながら腰が曲がった男性が歩いていても誰も不審には思いません。
犯罪者が変装したり、演じている可能性もありますが、見かけだけで見破るのは非常に難しいです。
20代から盗みを繰り返していたとありますが、手口なども変えながら50年間続けていたようです。

全ての泥棒に完全に対応する究極の防犯対策があればよいのですが現実問題として存在しません。
防犯システムが設置しているから万全という訳でもなく、日々進化する侵入手口に対応していかなければなりません。

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