防犯ブログ

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2012年04月13日 幼稚園駐車場で車上盗1400万円 保護者狙いの犯行

幼稚園や保育園に子供を送迎する保護者の車などを狙い、大阪など10府県で盗みを繰り返したとして、大阪府警捜査3課と岸和田署は12日、大阪市西成区橘1、無職の男(37)(起訴)を窃盗容疑で逮捕したと発表しました。

178件(被害総額約1458万円)を裏付け、うち8件(同約384万円)が起訴されました。

発表では、男は2010年5月11日午前8時頃、奈良市の私立幼稚園駐車場で、子供を送ってきた母親が車内に置いていた手提げかばんから1万7000円などを盗むなどした疑い。

08年8月~昨年10月に、近畿5府県のほか、三重、石川、福井、岡山、広島各県の幼稚園などの駐車場で車上狙いを続けていたといい、男は「子供の送迎では、短時間だからと車内に現金を残したまま車を離れる保護者が多かった」と供述しているという。
<読売新聞 4月13日(金)15時25分配信より>

子供の送迎の為に訪れた幼稚園の駐車場を狙った車上荒らしです。
短時間の為、財布等を車内に残したまま車を離れる保護者が多かったと、犯人は供述しているようです。
駐車場への駐車ですから、安心と油断があったのでしょう。
これが路上であれば、短時間でも財布等は持って外に出ていた可能性もあります。

駐車場にもよりますが、ただ広い場所に、線で駐車スペースを区切っているところは、普通の路上と、防犯面で言えば差がありません。
むしろ、駐車場への駐車という点だけを考えれば、路上より長期間、車を離れ、その間は所有者が戻らないとも予測できます。
犯行時間を考えれば、その方が犯罪者は好むでしょう。

施設の駐車場というのは案外、防犯面で無対策のところが多いようです。
金融機関などでも、施設内の防犯はバッチリ対策を行っているのに対して、敷地内の駐車場は無防備のまま。
お金を引き出して敷地内の駐車場に戻ってきた後、犯罪者に狙われる(ひったくり、車上盗、強盗など)ことがあります。

施設、建物側が重要なのは分かりますが、利用者が訪れる際は、どちらも利用します。
どちらもしっかりと防犯対策されていれば、より安心して利用できるでしょう。

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