防犯ブログ

  • 犯罪情報
2007年01月22日 「爆窃団」の可能性?ピッキング防止法違反で中国人3人逮捕。

 「爆窃団」に関してはこのブログでも何度か紹介いたしましたが、特殊な工具などを使用して壁に穴をあけたり破壊して店舗に侵入する窃盗団のことで、非常に手口が荒っぽいこと、貴金属店やブランドショップを狙った犯罪が多いため被害金額が高額である点などが特徴です。

東京都中野区の路上で今月、挙動不審な中国人3人を、周辺を警戒していた捜査員が職務質問。建物に侵入するための道具に使えるドライバーを所持していたため、警視庁がピッキング防止法違反(共同所持)容疑で逮捕しました。
所持品を調べたところ、かつての香港系窃盗集団「爆窃団」に似た壁破り窃盗事件の手段として使われる油圧ジャッキを持っていたことがわかりました。

都内などでは宝石店の外壁に穴を開ける窃盗事件が相次いでおり、現場の防犯ビデオの映像などをもとに、警戒していた捜査員が逮捕したということですから、よくあるドラマのシーンのように、多くの捜査官が何箇所もの警戒場所を夜間マークしていたのでしょう。。

同庁は、3人が一連の窃盗事件に関与していた可能性もあるとみて調べているということです。

都内では一昨年以降、千代田区や台東区のほか、武蔵野市や立川市などJR中央線沿線で、壁破りによる窃盗事件が20件以上発生していますが、まだ容疑者の逮捕には至っていません。

この「ピッキング防止法」というのは、平成15年6月に制定された「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」のことで、この法律によりドライバーやピッキング用具など侵入に使用される特殊開錠用具を所持しているだけで逮捕することができるようになりました。

今回逮捕された3人は爆窃団のメンバーの氷山の一角だと思われます。

やはり予防のための対策をきちんと行うことが必要です。
「爆窃団対策」

加盟企業専用ページはこちら