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2018年09月21日 北海道 おくやみ欄で葬儀狙って空き巣24件

新聞の「おくやみ欄」で住所を調べ、留守中の住宅に侵入して金品を盗む行為を繰り返したとして、北海道警札幌手稲署は24日、札幌市東区北30東9、無職の男(63)と、住所不定、無職の男(57)=ともに常習累犯窃盗罪で公判中=を窃盗容疑で追送検した。

追送検容疑は、2016年ごろから今年初めにかけて、札幌市や北海道江別市などで住宅20軒に侵入し、現金や指輪など約700万円相当を盗んだとしている。両被告はこれまで窃盗容疑4件で3回送検されており、今回を含めると24件で立件され、被害総額は約1170万円に上る。

捜査関係者によると両被告は新聞の「おくやみ欄」で葬儀日程を把握。住宅を下見して留守を確認する手口で空き巣を繰り返していたという。

札幌手稲署などによると、両被告は今年4月、札幌市内の70代女性宅に侵入したとして、住居侵入の容疑で現行犯逮捕された。
<8/24(金) 22:38配信 毎日新聞より>

新聞等でおくやみ欄に葬儀内容を掲載するのはご遺族の許可をとった上で行っているでしょうが、その内容に関しても注意すべきかもしれません。
葬儀日程を載せてしまうとその時間帯は明らかに不在ということが関係者以外にも分かってしまいます。

特に田舎の場合は、近所の住民の方も葬儀に参加することも多いでしょうから瞬間的に誰も人がいない地域ができてしまいます。
田舎だとご近所づきあいが密で不審者がうろうろしていたらすぐに怪しまれます。
どちら様ですか、お隣の○○さんはご不在ですが、何かごようですか、と気軽に声を掛けられることも多いでしょう。

このような環境は泥棒にとっては都合がよくありません。
顔を見られるということは後で捕まる可能性が上がってしまいます。
但し、その地域が不在となると話は別です。
誰もいないということはその危険性がなくなり、また、施錠程度の防犯対策しか行われていないところも多いでしょうから、難易度がぐっと下がります。

防犯システムなどの機器をつけるだけが防犯対策ではありませんが、24時間何らかの対策で守られている状態が安心だと思います。

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