防犯ブログ

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2006年04月19日 和歌山の農協で農薬600キロ紛失、宇治の病院では向精神薬の入った注射液が紛失

和歌山県有田川町中野のありだ農協の選果場から、保管されていた農薬16種類、計約600キロ(計約550万円相当)がなくなりました。うち9種類は毒劇物取締法で劇物に指定されています。
盗まれた農薬は、劇物の殺虫剤エルサン乳剤、殺虫剤コテツフロアブルなどで、ポリ容器約750本、農薬袋約260個。選果場は夜間は施錠されていたということです。  

又、京都府宇治市小倉町の病院で、向精神薬ペンタゾシンが含まれる鎮痛剤「ソセゴン注射液」のアンプル(15ミリグラム)が少なくとも十数本、1月から3月にかけて無くなっていました。

同病院では、同注射液を薬局やナースステーション内の施錠できる棚で保管していたということです。
内部調査で女性職員の一人が、自分で持ち出して使ったことを認めました。
ペンタゾシンは大量に使うと幻覚を起こす作用があり、習慣性があるとされます。 同病院は女性職員が無断で持ち出したとしていますが、法律で義務づけられた速やかな届け出をしていませんでした。
京都府は同病院に対し、口頭注意処分などを検討。薬品の管理の徹底を指導しました。

農協の農薬といい、病院の薬といい、いずれも使い方を間違えると人体に多大な影響を与えることとなります。いずれの場合も「施錠」していたということですが、錠前一つでそのような劇物が保管されているということ自体が大きな問題だと思われます。盗難された劇薬を犯罪に使用される可能性もあり、その場合には盗まれただけでなく社会的な信頼を揺らがすことにもなりかねません。

そこで管理体制の見直しの一貫として、入退室管理システムや監視カメラでの記録システムの導入が不可欠です。入退室管理を導入しておれば、誰がいつ入室したのかがわかります。又、同時に監視カメラで入室者の姿を記録することにより、より一層の管理が行えます。
最近は入退室管理システムや監視カメラシステムも需要があり、価格も手頃になってきています。
劇薬や薬品など重要なものを保管されている場所には必需品です。問題が発生してからでは遅いのです。是非今から真剣に導入を検討して下さい。

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