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2006年11月10日 日本の豊かさが11位から7位に上がった実感は?

国連開発計画(UNDP)が9日、世界177か国・地域の生活の豊かさを比べた「人間開発報告書」を発表しました。この報告書は1人当たり国内総生産(GDP)や平均寿命などから総合的な生活の質を点数化して比べたものだということです。

ベスト3は前年と同じくノルウェー、アイスランド、オーストラリア。4位以下はアイルランド、スウェーデンン、カナダと続き、7位の日本をはさんで、米国、スイス、オランダまでがベスト10に入っています。

日本は前年の11位から7位に順位を上げています。

しかし、実感として日本は本当に豊かなのでしょうか?

個人が所有するモノや現金という面からいうと、日本はトップクラスかもしれません。
街を歩いていても皆おしゃれでファッションにお金がかかっているということがわかります。

しかし反面、「体感治安の悪化」を86.6%の国民が感じています。
窃盗や強盗など凶悪犯罪が身近に発生。
「いつ誰がどこで犯罪に巻き込まれるかわからない」といった不安を感じています。

医療制度もほころびが見えてきています。先日の奈良県で妊婦が病院を何件もたらいまわしにされた後亡くなったことはまだ記憶に新しいところです。高度な医療制度・・と信じていたのに、産婦人科医がいない地域も多く、地方に行くほど医療制度はお粗末になっており、今後高齢者が増えていく中大きな不安があります。

教育面でもいじめによる自殺が毎日のように報道され、履修問題があり、教育レベルの低下が叫ばれ・・と根底が揺さぶられています。

警察、教師、官僚、政治家の犯罪の多いこと。あきれるばかりです。
知事が逮捕され、警察官が逮捕され・・「聖職」と呼ばれた職業についているというイメージはありません。
「金儲け」が中心になっている大人を見て子供たちはどう思うのでしょうか?

「平和で豊か」であるはずなのに、どこか「?」がつくこの状況。

「安全・安心」の面だけでも少しでも向上させていきたいと思います。

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