防犯ブログ

  • 侵入手口(マンション)
2010年04月05日 賃貸マンションに新手口。空き室のベランダから隣へ侵入。大阪

昨年度より大阪市内で新手の空き巣が横行していることがわかりました。
空き室のベランダから隣へ移動して侵入する手口で、異動などにともなう転居が増える4月から5月にかけては、毎年最も空き室が増える時期。
空き室が増える引っ越しシーズンで注意が必要です。


賃貸マンションの空き室に侵入し、ベランダづたいに隣室に入って現金などを盗む手口の窃盗事件が昨年9月以降、大阪市内で多発していることが捜査関係者への取材で分かった。
空き室は改装や入居希望者の案内など、複数の業者が出入りするため簡易な鍵だけで施錠されていることに目をつけ、集中的に狙っているとみられる。
府警は同一グループによる新手の連続窃盗の疑いもあるとみている。

事件は大阪市中央区、西区、浪速区で発生。
今年2月22日に中央区材木町のワンルームマンションで20代の女性会社員宅が荒らされ、高級ブランドバッグや現金が盗まれるなど昨年9月以降少なくとも約20件の被害が確認されているという。
被害品の一部はリサイクルショップで換金されていた。

 狙われた部屋は、ほとんどがマンション中層階にもかかわらず侵入が難しいベランダ側のガラスが割られる手口が酷似。
いずれも隣室が空き室で、そこからベランダづたいに忍び込んでいたことが判明した。

 賃貸マンションの空き室は、次の入居者が決まるまで、内装業者や入居希望者を案内する不動産会社などの業者が出入りする。
その都度、ドアの鍵を借りる手間を省くため、管理会社が一時的に暗証番号ダイヤル式の南京錠などを取り付けていることが多いという。

 一連の被害では、これらの南京錠が切断されるなどして侵入されたほか、一部は長期間無施錠だった空き室から侵入されたケースもあるという。
(4月3日16時7分配信 産経新聞より引用)

こうした被害の多発を受けて、大阪府内の賃貸住宅管理会社など約110社でつくる日本賃貸住宅管理協会大阪府支部では加盟各社への注意喚起に乗り出したようです。
同支部では「空き室の管理が問題となれば管理会社の姿勢が問われかねない。複数の業者がスムーズに出入りできる方法を検討し、住人が安心できるよう対策を講じたい」としています。

問題なのが「空き室への出入り業者がその都度鍵を借りる手間を省くため、南京錠など簡易な錠前にしたり、無施錠の状態でいる」ことです。
そうした防犯対策がなされていない空き室に侵入し、ベランダ沿いに移動し、隣の入居スペースへベランダの窓から侵入して空き巣を繰り返していたものと推測します。
作業着姿で移動していても、空き室のリフォーム業者かと誰も不審に思わないでしょう。

賃貸マンションの場合、入居者がセキュリティシステムなどを設置すると、退出時に現状復帰させる必要があるため費用がよけいにかかることで、何も防犯対策をされないケースも多いようです。
しかし、賃貸マンションこそ、隣の人の顔も知らない等コミュニティが不完全。昼間無人の居室が多い。夕方照明が付かないことで簡単に無人であることがわかるんど、泥棒に好まれる条件が揃っています。

こうした賃貸マンション向けに最適な防犯システムがあります。
オール無線の「自主機械警備システムNEXT]です。
室内用の侵入検知センサー「パッシブセンサー」も据え置きタイプのものがあります。
ベランダ、玄関に各1個置いて侵入者を検知し、その場で[サイレン・フラッシュ付き受信機]
で、異常発生時にはサイレン音で知らせることができます。
[リモコン]でセキュリティシステムのオン・オフの制御もできます。
そして管理会社・入居者など管理者の携帯電話に異常発生時はもちろんのこと、誰が、いつセキュリティを解除して入室したか、いつ解除したかがメール送信されますので、出入業者の動向も把握できます。

こうしたセキュリティシステムを設置することで、本当の安心・安全が確保できます。

加盟企業専用ページはこちら