防犯ブログ

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2011年10月06日 神奈川 飲食店トイレの水溢れさせ財布窃盗

飲食店内でトイレの水をあふれさせ、騒ぎに乗じて財布を奪ったとして、磯子署は2日、住所、職業ともに不詳の男(58)を窃盗容疑で逮捕しました。

逮捕容疑は、3月24日午後11時20分ごろ、横浜市磯子区中原2の飲食店内で、客の男性(80)から現金約6万2000円の入った財布を盗んだとしています。

同署によると、男は店内に入り、男性と一緒にカウンターで酒を飲んでいました。
途中、店内の水洗トイレに行き、タンク内の給水装置を細工して開放状態のままにし、周囲に水をあふれさせました。
店員や客が気を取られているうちに、男性から見せてもらっていた財布を盗んで逃げたという。
男性とは初対面でした。

同署が指名手配して行方を追っていましたが、「逃げるのに疲れた」と2日、加賀町署に出頭してきたという。
<毎日新聞10月4日(火)12時14分配信より>

防犯カメラを設置するなど、常に何かに監視されているという環境であれば、犯罪を犯しにくくなります。
警備員や従業員という人の目による監視も同様に効果的ですが、今回のケースのように、水洗トイレの水が溢れるなどパニック状態になると、盗難を警戒するどころではなく、そちらに目がいってしまいます。
そのような状態になっても常に冷静で、監視し続けることができればよいですが、人間だとなかなかそうはいきません。

24時間の監視も難しい(人件費も多く掛かります)ので、それを補うのが防犯カメラによる監視です。
人の目による監視に加え、機械による監視を併用すればより効果を発揮するでしょう。
他の防犯対策にも言えることですが、何か一つの対策をしているから安心という考え方は危険です。
この一つの対策というのは、現場現場によって異なります。

扉の施錠(これは対策とは言えませんが)、金庫による保管、侵入されにくい材質の窓ガラス、防犯センサーや防犯カメラの設置など程度によります。
これらを一つの対策として完了するのではなく、仮にこの対策が破られても別の対策が作動する、という二重三重の対策でなければ、侵入者に対抗できません。
侵入者もある程度の対策は想定済みですから、その裏をかくような対策でなければなりません。
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