防犯ブログ

  • 侵入手口
2008年06月02日 大学や高校で盗み20件.怪しむ職員には「トイレどこ?」で逃げやすかった

学校ばかりを狙った窃盗犯が逮捕されました。
2月以降に東大大学院(文京区)の付属施設や東京医科歯科大(同)、
東洋大(同)など約20校で、財布など計約30万円を盗んでいました。

高校では、体育の授業で空いている教室を狙って犯行を重ねており、
藤原被告は「学校は人の出入りが激しく、見つかっても逃げやすかった」とも供述。
職員に出くわすと「トイレはどこですか」と質問して、ごまかしていたということです。

4月13日午前、同区大島の都立城東高に侵入したところを生徒らに見つかり、
建造物侵入の疑いで現行犯逮捕されました。
その後、千代田区神田駿河台の語学学校「アテネ・フランセ」で3月6日夜、
フランス人男性講師(23)の約6万5000円入りの財布を盗んだことがわかり、再逮捕。その後の調べで20件の窃盗が明らかになりました。

過去にも何度か学校専門の泥棒をご紹介しています。
●女子大生を装って大学構内に侵入、現金などの盗みを繰り返していた女。
東北から九州までの大学で約50件の犯行(被害総額約400万円)を自供、
「中学校や高校に比べ、大学は警備が手薄で入りやすかった」などと供述。
●制服を着た偽学生が教室に泥棒。
●出入り業者を装った国立大学専門ドロ。「私学より国立の方が入りやすい」と供述。なぜなら「警備が甘いから」

皆、出入りが多いため疑われないといっています。
わざわざ学生の格好をしたり、出入り業者を装ったり泥棒ファッションにも力が入っていますね。

大学などでは、パソコンを盗まれる被害も昨年度よりずっと続いています。(パソコンに個人情報が入っていると加害者として対象者にお詫びする必要が出てきます)
薬物や楽器、バットやグローブなどを盗まれる被害もあります。
学校や大学はもっと防犯 対策をきちんと実施することが必要です。
●門扉は遠隔操作可能な電気錠にして、来訪者が入る前にインターホンなどで確認する。
●防犯カメラを要所に設置して簡単に入って窃盗ができないようにする。
●パソコンにはパソコン持ち出し防止システムを設置する。
●職員室には入退出管理システム、侵入警戒システムを設置する。勝手に安易に入れないうようにする。
といった防犯対策を実施することをお勧めします。侵入警戒システム

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