防犯ブログ

  • 犯罪手口(寺社仏閣)
2010年09月29日 和歌山 仏像盗難急増 今年に入って20件、65体盗難

和歌山県内で今年に入ってから仏像の盗難が相次いでいます。
被害は24日までに20件、65体。
8月中旬以降に増え、今月だけで7件あります。
地域は紀北から徐々に南下しており、印南町で3件発生しました。
県教委は「紀南地方でも注意してほしい」と呼び掛けています。

被害の仏像は1体を除き、自治体の登録を受けていない未指定の文化財。
大半が住職のいない「無住」の寺や、管理する人のいないほこらに保管されており、鍵がない所も多い。

こういった寺社は祭りや法要など年に数回しか参拝されないため、被害時期の特定さえ難しい。
県教委は「8月中旬以降に被害が目立つのは、盆や彼岸の供養で訪れる機会が増えているからでは。田辺市以南で被害はないが、盗難に気付いていない可能性もある」と指摘しています。

県教委によると、県警に被害届のあった仏像の盗難は2007年に3件、08年に5件だったのが、09年は15件に増えました。
仏像マニアに売ったり、ネットオークションで売りさばいたり、海外に流出している可能性もあるという。

未指定の文化財は写真や大きさなどの記録が整備されておらず、捜索の手掛かりは少ない。
県教委は盗難被害があるごとに市町村教委に防犯情報を発信。
所有者への注意喚起や写真などの記録を呼び掛けています。

ただ、市町村の文化財担当は人数が限られており「未指定のものまで管理できない」と困惑の声もあるようです。

他県では県警に文化財担当を設置したり、自治会や寺社向けにパンフレットを配布したりといった対策を打ち出しているという。

県教委文化遺産課は「熊野古道を多くの人が訪れてくれるのはうれしいが、文化財の保全上は不安がある。未指定の文化財は管理が緩く狙われやすい。地域で文化財を守る意識を高めていきたい」と話しています。
<紀伊民報9月27日(月)17時31分配信より>

あまり大きな報道はされていないようですが、今年に入って和歌山で仏像盗難が相次いでいるようです。
昨年でしょうか、仏像盗難が全国で多発し、連日のようにニュースや新聞などで報道されていました。
被害に遭った寺社の大半が住職のいないところで、鍵がないところが狙われているようです。

あえて大きなところを狙わず、小さな人がいないところばかりを狙った犯行でしょう。
大きな寺社には、有名で価値の高い仏像が置いている可能性が高いと思いますが、小さな寺社ではその逆で、それほど価値が高い仏像は置いていないと思います。
その代わり、無人だったり、無施錠や鍵をつけていない寺社が多いのかもしれません。
そこに狙いをつけた泥棒の犯行でしょう。

また、小さな寺社ほど、人目には触れていないが、掘り出し物のような仏像が眠っている可能性もあるのかもしれません。
いわゆる「お宝」に巡り合える可能性があるのでしょう。
祭りや法要など年に数回しか参拝されないところを狙うことで、犯行の発覚を遅らせ、犯人特定に結びつく証拠が出ないように考えている犯罪者もいるようです。
犯罪者にここはもろくて弱いと思われる「弱み」を見せるとすぐに付け入れられてしまいます。
その弱みを一つずつ潰して弱点を無くしていくことが防犯対策の積み重ねです。
一気に解決しようとせずに、一つずつクリアしていくことが着実です。
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