防犯ブログ

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2009年11月13日 中国ではキムチ販売会社社長、日本には泥棒出稼ぎ。

中国から日本に窃盗で荒稼ぎ、というのは何度かニュースをご紹介していますが、殆どが貧困な人々が一攫千金を狙って行っていますが、今回の泥棒は違います。
なんと、中国では「社長」


●神奈川県警捜査3課は12日、厚木市下荻野、韓国籍で会社経営男(60)(窃盗未遂罪などで起訴)を窃盗と住居侵入の疑いで再逮捕した。

 被告は、中国・山東省でキムチ製造販売会社を経営しているが、今年2月と8月、それぞれ3か月の短期ビザで入国して盗みをしていたといい、同課は相模原や厚木市などで約50件・被害総額約500万円の窃盗事件に関与した疑いがあるとみている。

被告は、3月29日深夜〜30日未明、寒川町小動の会社員男性(28)宅に窓を外して侵入し、現金約2万2000円とパソコンなど6点(時価約50万円相当)を盗んだ疑い。

被告は今年2〜5月と8〜10月、県内にアパートをかりて滞在。
国際免許を使ってレンタカーを借り、農家などにガラス窓を割って侵入する手口で、盗みを繰り返していたとみられる。中国に住む家族には「キムチの調査のため日本に行ってくる」と説明していたという。

被告は、厚木市飯山の民家から現金などを盗もうとしたとして、10月22日に窃盗未遂容疑などで逮捕され、同罪で起訴されていた。
(11月13日 読売新聞より一部引用)

レンタカーで防犯意識の低い農村に行って窃盗を繰り返す。
「ガラス破り」が主な侵入手口ですが、平成21年上半期では一戸建て住宅で「ガラス破り」は11447件。41.6%。
その中でも「窓のガラス破り」が9623件。ガラス破りの中では84.1%にも及びます。

「窓を外して侵入」という手口も実施していました。これは「戸外し」で191件平成21年上半期で一戸建て住宅で発生している手口です。その内窓は153件で80%になります。
一戸建て住宅の場合、最も多い被害は「無締り」つまり無施錠からの侵入で、11605件、42.1%にも及びます。
その内44%が窓、27.7%が玄関扉、21.9%がその他出入り口の無締りからの侵入です。
まだまだ防犯意識が低いということがここからも読み取れます。

まずどんな短時間でも施錠を行うこと、トイレ・風呂場、2階、3階の窓も必ず施錠しましよう。
そして、補助錠前を追加すること。特にクレセント錠はほとんど防犯効果はありません。
死角がないか家の回りをぐるっと見てみましょう。道路から泥棒が隠れて侵入行為を行えるような窓、扉はありませんか?
植木がうっそうと茂っていたり、塀が高かったり、夜外灯が少なく暗かったりということも泥棒が働く上では好都合。
泥棒が好む環境を知らず知らずに作ってしまっている可能性がありますので、もう一度見直してみましょう。

そうして、もう一歩防犯対策を考えるなら、やはりプロの防犯設備士、総合防犯設備士にご相談下さい。
防犯診断を行い、どこが脆弱であるかをご指摘し、それを補強する方法をご説明いたします。
防犯の一歩は今の状況を把握すること。
あなたの決断が早いか、泥棒の決断が早いか、・・・そんなことにならないためにもプロにご相談下さい。
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