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2009年04月22日 「仏像の許し得て持ち帰った」京都の連続仏像盗難犯

建仁寺(東山区)や東寺(南区)、西明寺(右京区)、宝泉院(左京区)の仏像盗難犯が逮捕されたのは多くのニュースで取り上げられたのでご存知の方も多いと思います。
この犯人の自宅に家宅捜索した捜査官が目にしたのは、和室に十数体の仏像が並ぶ異様な光景でした。
背後には仏画の描かれた掛け軸やびょうぶ。中心に安置された建仁寺の十一面観音座像の前には鐘などの仏具やみかん、メロンなど供物もありました。数年前に病気を患って以来、仏像の収集を始めたという趣旨の供述をしているようです。「行き過ぎた信仰心から盗んだ」「仏のお許しを得て、家に来てもらった」「見ていたらほしくなった」とも話しています。

この犯人が逮捕された後も、仏像盗難はなくなっていません。
●18日午後5時ごろ、滋賀県草津市駒井沢町の三蓮寺で、安置されている仏像14体が盗まれていた。
●午後2時ごろには近くの戒定院でも2体の仏像盗が発生。
いずれの寺も無住寺という。
県内では隣接する栗東市で3月15日に1体、今月5日に4体の仏像盗が発覚しており、滋賀県警が関連を調べています。

無住寺の仏像が盗まれる被害が相次いでいます。
重要文化財などの指定はなくても、仏像は信仰の対象です。
仏像盗難の多くは、換金目的。すぐに売りさばいてしまいますので、犯人を逮捕したとしても大切な仏像は戻ってこないということになります。
被害に遭う前に、ワンポイントから防犯対策を強化されることをお勧めします。
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