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2009年08月11日 エコ対策「マイバッグ」万引悪用増加

8月8日 産経新聞によると、国推奨「マイバッグ」が万引悪用されており、 精算判別は困難、対策に四苦八苦していることがわかりました。

「マイバッグ」はレジ袋の有料化などにより普及が進んでいることもあり、ここ1年で非常に進んだのではないかと思います。ところが、この「マイバッグ」を悪用しての万引きが急増しているというのです。
高い商品は「マイバッグ」に、安い商品は「カゴ」に入れてレジに行く・・という「マイバッグ」と「カゴ」の併用による万引きが増えているのです。
精算済みかどうか判別が難しくなることを悪用した万引。使用方法を規定するなど、対策を打ち出す店舗や自治体もあるが足並みはそろっていない。高まるエコブームの中、防犯対策との両立には難しさもあるようです。


札幌市西区のディスカウントスーパー「マンボウ」では4月、「マイバッグは万引を誘発します」と店内での使用を禁止するポスターを張りだしました。
同店では今年に入ってから月に5件ほどだった万引が倍以上に増えました。ほとんどがマイバッグに商品を隠す手口で1度に盗まれる商品も高額。常習犯も多いということです。

「1店舗だけで禁止したり、使用方法をルール化したら、客が他店に逃げてしまう。共通のルールを決めてくれれば対策もとりやすいのだが…」というのが各店舗の要望ではないかと思われます。

そういう声を受けて福島県では共通ルールを策定しました
6月にスーパーなどを中心に全県的にレジ袋の有料化に踏み切った福島県では、有料化に合わせて県警などが「買い物中は折り畳んでおく」「レジが済んでから使う」などとマイバッグ利用時のルールを策定。ポスターを作製し、PR活動を行っているようです。

マイバッグは非常に良い事だと思います。もう後戻りはできません。
それであれば、万引きをいかに押さえるかを考えることが重要です。
万引き犯も人目につくことを恐れ、人目につかないように犯行を行います。
そこで、監視性を上げて、人目や人目を補完する防犯カメラ、防犯ミラーなどを効果的な場所に設置する。

すでに防犯カメラや防犯ミラーはどの店舗も導入しているでしょうが、設置場所や台数、画角・レンズの種類など万引を確認できるような状況に補強する事が必要です。
又、万引きされてから犯人探しに防犯カメラの映像を使用するのではなく、予防のために使用することが大切です。

どうしたら「予防」できるか?
万引き犯に「ここは警備が厳しいので犯行しにくい」と感じさせればいいのです。
そのためには、店員と防犯カメラの連動をいかに行うか、「声かけ」などのタイミングなども考える必要があります。
又、マイバッグは店内では使用しない・・ということを店舗の入り口に明確にするとともに、「いらっしゃいませ」の声と一緒にひとこと伝えることも効果があるのではないかと考えます。
ただし、あくまで「笑顔」で。そして、にっこりとお客様の顔を見て話し掛けることがポイントです。
サービスの一環として、お客様に商品を安く提供するためにという姿勢を前面に出すことが大事だと思います。

万引きに対する防犯対策

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