防犯ブログ

2008年12月16日 広域捜査で特捜係活躍 連続窃盗逮捕相次ぐ

富山を含む複数県で犯行を重ねる連続窃盗犯の逮捕が相次いでいる。県警は今年、広域窃盗犯を重点的に捜査する「盗犯特捜係」を捜査1課に設置するなど窃盗事件の捜査を強化しており、手口や盗品に関する情報の集約などで効果を上げている。
 係は今年3月、窃盗捜査のプロとして信頼が厚い捜査員8人で結成した。同課によると、連続窃盗など複数の署にまたがる共同捜査事件、重要事件などで、各署の刑事課などと連携して捜査にあたる。
 富山に限らず隣県なども含め、広域で犯罪を重ねる窃盗犯は、車で移動する例が多く、これまでは捕捉が難しかった。新しい体制では他県にも捜査員を派遣し、集中して捜査することができるという。
また、連続して窃盗を重ねる犯人は手口が共通することも多く、手口や被害品の情報収集でも成果が期待される。
 県警では今年、連続窃盗犯10人以上を逮捕したうち、3人の事件で同係が活躍した。
 そのうちの1件は今年3月、射水市内で発生。被害にあった女性(70)によると、家族が寝静まった未明に、男が風呂場の無施錠の窓を開けて侵入し、時計や財布など3万3000円相当を盗んでいた 同係は、盗んだ品物が古物商に売られていたことや、無施錠の窓から侵入する手口などから、3人の身元を割り出した。3人は自動車で移動して他県でも犯行を重ねていた。
  県警のまとめでは、今年1〜10月の重要窃盗犯の認知件数に対する検挙件数の割合は約41%。昨年同期より約2ポイント増加し、少しずつ効果が表れている。
 県警捜査1課は「広域窃盗に対応できる充実した体制が組めた。犯人を逮捕することで地域の安心につなげたい」と話している。
(2008年12月14日 読売新聞)

≪コメント≫
移動に自動車を使用した窃盗犯グループは、活動範囲が複数県にまたがり県警単位で捜査をバラバラに行っているため、逮捕されにくいケースもあったようです。
この富山県警の「広域捜査」を専門とした特捜班の成果は、非常に大きいです。他県との情報を共有することで、検挙する確率が上がりますね。
この検挙率が上がるということは、犯罪者にとって抑止力が高まりますので、犯罪者はより慎重になり、よい循環につながります。

さて、この事件での手口について、「家族が寝静まった未明に、男が風呂場の無施錠の窓を開けて侵入し、時計や財布など3万3000円相当を盗んでいた。」とありました。
以前私が防犯教室を開催した東京都内でも、外出時にお風呂の窓を開けてきた人が約2割おられました。まだまだ「無施錠」が多いようです。
これは、侵入者に「我が家に泥棒に入ってください」とアピールしていることになりますので
外出時や就寝時には絶対に施錠しましょう。

そして、もっと安心できるシステムを導入し、狙われない家に変えることが可能です。
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「我が家に限って・・・」「ちょっとしたスキにやられた」、このようなことがないように、
年末の忙しい時だけに万全の注意をして、安心してお正月を迎えましょう。

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