防犯ブログ

  • 犯罪手口
2006年08月01日 水鉄砲で350万円強盗/ 湯をかけられた強盗/ 反省強盗

強盗というと何らかの武器を手に「お金を出せ」と迫るものですが、全国でちょっと変わった強盗事件が発生していますのでご紹介しますね。

●大阪で発生した「水鉄砲強盗」のお話。
信号待ちの車のドアを開け運転手に水鉄砲を発射し車内の所持品を盗んだ男41歳が逮捕されました。
路上で、信号待ちをしていた乗用車に近づき、鍵のかかっていない助手席ドアを開けて、運転席の女性ピアノ教師(51)に水鉄砲を発射。女性がひるんだすきに助手席のかばんを盗んだ疑い。かばんには、ピアノ購入代金の現金約350万円やキャッシュカードが入っており、キャッシュカードでも約160万円引き出していました。
大阪府南部で同様の手口による被害が相次いでおり、昨年3月〜今年1月に起きた十数件(被害総額約750万円)を自供しているということです。

「水鉄砲」を本物の銃に見せかけての犯行かと思いきや、水鉄砲を実際に発射して驚かして相手がひるんだ隙に犯行を行っていたとは、ちょっとあきれてしまいますよね。

●東京都ファミリーレストランで客を装って強盗した男。厨房(ちゅうぼう)にいた調理担当の店員がラーメンをゆでるためにわかしていた熱湯をボウルに入れ、男にかけて撃退しました。
まるで「楠木正成の千早城」のようですよね。

●反省強盗。謝罪手紙の筆跡で捕まる。執行猶予判決。
島根県美郷町の独居女性(78)方に押し入り、のこぎりを突きつけ、「金を出せ。出さにゃあ殺すぞ」などと脅して1万5000円を奪ったものの、同額の現金とともに謝罪の手紙を送り、強盗などの罪に問われた無職男(51)
犯行の12日後、大垣被告は「先日強盗に入った者です。金を奪って申し訳ありませんでした」との手紙を、定規を使った文字で書いて送付。ところが、郵便番号は自筆で筆跡が残ったため、犯人の特定につなががりました。

先日は「カードは返却して」と言われ郵送したところ郵便切手のDNA鑑定で逮捕された強盗や、1万円多く返却した強盗などがいました。
強盗の中にもちょっと笑わせてくれる強盗がいるんですよね。

謝罪文の筆跡で逮捕されましたが、その謝罪文で執行猶予付きの判決になりました。
これを機に、更生の道を歩んでくれることを期待しています。

加盟企業専用ページはこちら