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2023年03月17日 教師が学校から図鑑27冊盗んでフリマに出品

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 一瞬、にらみつけるようにカメラを見た男。
 窃盗の容疑で逮捕された、教師の容疑者(38)。

 盗んだとされるのは、宇宙や乗り物のなどの大量の図鑑。

 1冊以外はすべて、小学館の人気シリーズ「NEO」だった。

 2022年7月、自身が勤める神奈川・横浜市にある養護学校の図書室から、27冊の図鑑を盗んだ疑いが持たれている。

 盗まれた図鑑は、およそ5万5,000円で購入したばかりのものだった。

 犯行当時、図書室に、鍵はかかっていなかったという。

 事件が起きたのは、夏休み中。
 外部から侵入された形跡はなく、校内には、教師らしかいなかった。

 内部犯行が疑われる中、事件後に、盗まれたものと同じ図鑑が、フリマアプリに出品された。

 警察が調べたところ、出品者のアカウントが佐伯容疑者のものだったことなどから、逮捕に至った。

 養護学校の校長は、容疑者の勤務態度に変わった点はなかったと話す。

 養護学校の校長「信じられない。驚いた、とても悲しい気持ち。この職場で、そういう方がいるなんて、まさか...。子どもたちの成長を支えていく役割をする者として、決して許されることではない」

 容疑者は、3年ほど前から、この養護学校に勤務し、中学生のクラス担任を務めていた。

 養護学校の校長「(容疑者)先生が、このままお休みすることになりましたということで、(生徒たちに)いなくなったと伝えて、そうなんだと受け止めていた。どうしてこんなことをしてしまったのだろうという気持ちだけ」

 逮捕された容疑者の自宅前には、子ども用の滑り台やブランコなどの遊具があった。
 小さい子どもがいたのだろうか。

 27冊もの図鑑を、どのようにして盗んだのか。
 重さは、かなりのもの。

 盗まれた27冊の図鑑は、全部で32kgほどになる。

 図鑑は、図書室の本棚に並べる前に段ボール2箱に入れて保管されていたという。

 男性スタッフが段ボールに入れて運んでみると、持ち上げるだけで足がふらつき、これを運ぶのは、かなり大変だという。

 容疑者は「図鑑を盗んだことに間違いありませんが、1冊についてはわかりません」と供述し、容疑を一部否認。

 警察は、余罪も含めて捜査している。

<2/16(木) 19:17配信 FNNプライムオンライン(フジテレビ系)より>


学校や保育園、幼稚園など子供を預かる施設で起こり得る犯罪を考えてみます。

○ (子供への)暴力・虐待行為・・・教師による虐待・不審者の暴力行為

○ 施設内での暴力行為・・・教師同士・子供同士のケンカなど

○ (外部からの侵入者による)窃盗・破壊行為・・・泥棒・強盗など

○ (内部の関係者による)窃盗・破壊行為・・・教師や出入り業者による窃盗・破壊行為

○ 迷惑行為・・・敷地内への物の投げ入れなど

○ 騒音行為


 武器を持った不審者が施設内で暴れるなどの行為は、防犯カメラでは防ぐことはできません。

 それは犯罪企図者が警察に逮捕される、自分の犯行だと明るみになることを恐れていないからです。

 そのような相手にはどのような防犯対策を講じたとしても、犯行を防ぐことは難しくなります。(アメリカなどで度々行っている学校での銃乱射事件などがそうです)


 しかし、上記の犯罪のうち、多くのものが防犯カメラの存在によって、未然に防ぐことができるケースが多々あります。

 防犯カメラが設置されていることを外部、内部にアピールすることで、もし犯罪行為を行ったら、自分の犯行だと特定されてしまう、証拠になってしまうということを犯罪企図者に知らせることで、その場での犯行をあきらめる可能性が高くなり、それが防犯カメラによる抑止力と呼ばれるものです。


 また、外部の者だけでなく、内部の者(社員、教師、関係者など)に対しても、見られている、監視されていることを伝えることで、よからぬ考え自体が起こらないように導くことにもつながります。

 商品や備品の管理がずさんな会社の場合、勝手に家に持って帰っても良いだろう、誰にも分からないだろう、と気が緩んでしまうのも当然の流れです。

 防犯カメラの存在は、管理体制の強化にも役立つことでしょう。

 常に見られている、監視されているのは気持ちが悪いという社員がいるかもしれませんが、真面目に仕事をしている社員にとっては気になるものではありません。

 嫌がるのは、何か見られて困る理由がある者だけでしょう。

 それが犯罪なら防犯カメラで未然に防ぐことにつながるかもしれません。

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