防犯ブログ

2009年12月08日 大規模窃盗団の被害は2400件で29億円

「大規模窃盗団」・・・あまり聞き慣れない言葉ですが、2400件29億円の窃盗被害となると、「大規模」という言葉にもうなずけます。


●指定暴力団稲川会系組員らが神奈川県などで貴金属や携帯電話などの窃盗を繰り返していた大規模窃盗事件で、被害額が約29億に上ることが3日、同県警などの合同捜査本部の調べで分かった。
県警などは窃盗などの容疑で、グループ上層部の稲川会系の元組幹部男(48)=横浜市中区本牧原=を逮捕し、金の流れなどを捜査している。

 県警によると、これまでに窃盗容疑などで、稲川会、山口組の組員や周辺者ら60人を逮捕。
グループは平成17年ごろから、神奈川、東京、大阪など1都1道2府11県で2365件の犯行を重ね、被害総額は約29億とみている。

 県警の調べによると、容疑者らは今年3月7日未明、横浜市磯子区のガソリンスタンドに侵入し、現金115万円が入った金庫などを盗んだ疑いが持たれている。県警によると、「私には分かりません」と容疑を否認しているという。
(12月3日 産経新聞より引用)

暴力団メンバーが外国人窃盗団に加わり、情報屋、運び屋といった役割を行っていたという話は以前に刑事さんより聞きました。情報屋の取り分は5〜6割とのことでした。

今回は暴力団メンバーによる窃盗団。
貴金属や携帯電話を盗んでいたということですから、短時間で荒っぽい侵入手口で侵入窃盗を繰り返していたのだと推測します。外国人窃盗団も武器を持ち、武器の使用になれているから恐ろしいのですが、暴力団による窃盗団もそれ以上に恐ろしいですよね。武器を持っているのはもちろん手段を選ばない。

こうした荒っぽい凶悪で短時間の侵入窃盗被害に対しては、
●侵入された時点で瞬時に犯行を知ること。
●現地で即、大音量のサイレンや音声メッセージなど複数の音による威嚇撃退を行うこと。
霧を噴射し瞬時に視界を奪い、犯行を継続させないこと。
といったことが効果的です。

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