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2022年03月25日 空き家狙いの骨董品泥棒 盗品はネットオークションで販売 

県内外で、空き家をねらって骨董品や、古い写真集などの盗みを繰り返した疑いで、男2人が逮捕されました。
盗んだ品は、インターネットオークションで売っていたとみられています。

逮捕されたのは、奈良市の無職の男(49)と、大淀町の自動車タイヤ販売業の男(39)です。

警察によりますと、2人は令和3年8月から10月までの間に、和歌山県橋本市の空き家から、模造刀などを盗んだ疑いが持たれています。
しかし、2人の自宅からはこのほかに、仏像や刀剣などの骨董品をはじめ、昔の写真集、楽器など約100点が押収されました。

調べに対し、2人は毎週金曜と土曜の夜に奈良・滋賀・和歌山など、関西各地で盗みを続け、盗品はインターネットオークションで販売したと話しているということです。
警察では、多数の余罪があるとみて調べると共に、県民に空き家の管理の徹底と被害に心当たりのある場合、届け出るよう、呼びかけています。

<3/23(水) 19:42配信 奈良テレビ放送より>


空き家を狙っての骨董品泥棒ですが、倉庫に眠っていたお宝発見!のような最近よく見かけるテレビ番組をヒントに、自分たちの手で眠っているお宝を発掘し、それを盗んでもうけようと考えての犯行かもしれません。

今後、特に地方では人口減少とともに、空き家も増えていくことでしょう。

近くに家族がいる場合、その後も家の管理を行う可能性はありますが、例えば独居老人が突然亡くなってしまい空き家となった場合、その後誰も管理しない(できない)でしょう。
突然訪れた死の場合、価値のある物が処分されないままその場に残され、そして空き家になることも考えられます。
それらを狙った空き家泥棒の増加が懸念されます。

空き家を増やさない為にも、家族や親類のいない人に対しては、国や自治体が死後の財産管理などもできるような仕組みやネットワークの構築が必要です。

空き家が増えることによって無人の範囲が広がり、治安の悪化にもつながると言われています。
空き家=個人の問題として考えるのではなく、社会としての問題として考えるべきでしょう。

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