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2006年06月13日 貴金属店のシャッターに車ごと突っ込み2億円荒稼ぎの窃盗団

貴金属店のシャッターに車ごと突っ込み、バールでガラスを割るなど「ガッチャン」と呼ばれる大胆な手口で盗みを繰り返した窃盗団11人が逮捕されました。
神戸市内を中心に西日本の二府五県で出店荒らしや車上狙いを重ねており、同課などは約六百五十件、二億五千万円近い被害を確認。警察では余罪の追及を進めています

二〇〇五年十二月一日午前三時半ごろ、神戸市中央区元町通一の宝石店で、シャッターの取っ手を外して侵入、ペンダントなど貴金属五十八点(五百五十万円相当)を盗んだ疑い。

容疑者らは、刑務所で出会った仲間や知り合いの少年グループらと窃盗団を結成。
明石市内の倉庫を拠点にし、犯行車両に盗難車のナンバープレートを付け、犯行ごとにメンバーを代えながら、犯行を繰り返していました。(神戸新聞6月12日より抜粋)

貴金属店の窃盗では韓国人グループや中国人グループの「爆窃団」が有名ですが、この窃盗団は貴金属店を狙っていたというよりは、「侵入しやすそうな店舗・事務所・車を狙って」犯行を繰り返していたようです。

この窃盗団は刑務所で出会った仲間や知り合いの少年グループで構成されていました。
更生を目的としている刑務所内でも、互いに侵入の方法など情報交換も盛んに行っています。
真面目に更生を誓っている人もいますが、窃盗犯の再犯率は高く、なぜ捕まったのかの反省と、今後どうすると成功するのか・・どんな手口が侵入しやすいか、どんな防犯装置が注意が必要なのかなど研究をしています。そして今回のように有効(?)な人脈づくりも行っているのです。
まるで学校のような感じですよね。

外国人の犯罪者の場合はできる限り同じ母国語に同室者がならないようにしてこういった人脈づくりや情報交換をさせないように配慮されています。
しかし日本人の場合にはそうもできず、こういう事例が発生してしまうのですね。
更生の道は長く厳しい・・というのが実感です。

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