防犯ブログ

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2016年06月02日 常習窃盗犯のおかしな欲望 「テナントビルを見ると泥棒したくなる」

京都・兵庫など2府4県で事務所荒らしを繰り返したとして、京都府警は12日、窃盗や建造物侵入などの容疑で、大阪市東淀川区の自称飲食業の男(77)=窃盗、建造物侵入罪などで公判中=を逮捕・送検し、捜査を終結したと発表しました。
府警によると、男は、「テナントビルを見ると泥棒したくなる」などと容疑を認めています。
府警は25件の犯行を裏付け、被害総額は約793万円相当(うち現金被害約762万円)という。

府警によると、男は、平成24年2月~27年12月、京都や大阪、兵庫など2府4県で、会社の事務所のドアをバールなどでこじ開け侵入し、現金などを盗む犯行を繰り返していたという。

府警は1月、盗んだキャッシュカードを使って現金を引き出したとして、男を逮捕しており、逮捕後の供述などから、犯行を裏付けました。
<産経新聞 5月12日(木)20時17分配信より>


この泥棒の欲望や心理状態は理解できませんが、テナントビルを見ると泥棒したくなる、ということはそれだけテナントビルが泥棒にとって魅力があるところということになります。

ビル自体の防犯対策の内容であったり、色々なテナントが入っていることから、ここが駄目ならあっちというように移動が早い、また、現金を置いているところが多いという点も共通しているのかもしれません。

ビルの共用玄関をオートロックにする、人の出入の多そうな箇所のみに防犯カメラを設置するなどビルのオーナーがビルを守るための防犯対策を講じることはありますが、各テナントの防犯対策はそれぞれに任せているというところもあると思います。

店舗が入っているテナントビルの場合は、お客さんが自由に出入りできるのは当然ですから、営業時間中に防犯センサーで警戒することはまずないでしょう。
お客さんを装ってビルに入り、営業していない店舗に侵入するということも考えられます。

色々な泥棒が存在しますが、この泥棒はテナントビルは入りやすいと考えているようですから、テナントビルに入られている方は防犯対策をもう一度見直すべきでしょう。

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