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2010年07月21日 横浜 水道メーター泥棒 576個(113万円相当)盗まれる

横浜市は20日、同市南区中村町の水道局事業所で保管していた使用済み水道メーター576個(113万円相当)が17〜19日の間に盗まれたと発表しました。

市によると、事業所の門扉を施錠していたチェーンが切断され、屋外の敷地に保管していた銅合金製メーターが盗まれていたということです。
同市では、6月にも青葉区の委託業者敷地内でメーター234個(約51万円相当)が盗まれています。
<7月21日10時51分配信 毎日新聞より>

新たな金属窃盗として他の地域でも流行しそうな手口です。
業者が保管している使用済みの水道メーターを狙う手口です。
1個当たりの金額は大したことがないのですが、数百個単位盗まれると、百万円を超える被害金額になるようです。

門扉を施錠していたチェーンを切断しての犯行ということですから、中に水道メーターか何らかの商品が保管されていたことを知っての犯行かもしれません。
事前の下見において、チェーンさえ何とかなれば楽に盗み出せるということが分かっていた可能性もあります。

何の事前準備もなくいきなり犯行を行う犯人は少ないでしょう。
どこを狙うか、どうやって侵入するか、何を盗むか、逃げるのはどうするか、最低限いくつか考えておかなければならないことがあります。
いきなり思いつきで侵入し、セキュリティシステムが作動したため、その場から逃げ出す、という泥棒はド素人の犯行と言えるでしょう。

プロと言われる手強い泥棒たちは、事前の下見を必ず行います。
セキュリティシステムや防犯カメラがついているところはターゲットから外すことがほとんどでしょう。
そんな危険なところを選ばずとも、別の無防備な家はたくさんあります。
泥棒にこの家は危険だと思わせることができれば防犯対策として成功なのです。

泥棒にとっての危険とは、犯行が発覚する、あとで警察に捕まる可能性が高いということです。
威嚇機器が鳴り響けば、周囲の人は大騒ぎになるでしょうし、防犯カメラに自分の映像が記録されれば、あとで犯人の証拠となりうる可能性があるからです。
逆に言うと、これらの防犯対策をしていれば狙われる危険性がかなり低くなるということです。

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