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2010年07月23日 茨城県 工場の跡地に不法投棄 墓石10トン!

茨城県神栖市にある水産加工会社の工場跡地に約10トン分もの墓石が捨てられていることが15日までに発見されました。
墓石は土台とセットで約30組。
名前が刻まれているものもあるようです。
県警鹿嶋署は廃棄物処理法違反の疑いで捜査しています。
発見した同社の専務は「重くて処分できないし、そもそも処分していいものなのか...」と困惑しています。

バチ当たりな愚行に、仏様も怒っているに違いない。
海沿いの工場跡地に捨てられていたのは、おびただしい数の墓石でした。

県警鹿嶋署と、工場跡地を所有する神栖市の水産加工会社「ソウマ」によると、捨てられた墓石が発見されたのは今月11日。
同社の相馬隆志専務(42)が同日午前10時ごろに工場跡地の見回りをしたところ、建物の脇にゴロゴロと積み重なった大量の墓石を見つけました。
古さも形もさまざまな墓石は、土台とセットで約30組。
「鈴木家」「千ヶ崎家」などの名前や戒名が刻まれたものもありました。

量は約10トン分に及んでおり、現場には2トントラックのものと見られるタイヤ痕も。
「いちばん直近の2日に見回った時は何もなかったんですが」と話す相馬専務は「ビックリしますよ。あれだけ大量の墓石が捨てられてるんですから。なんで墓石を...。最近おばあさんを亡くしているので余計に悲しい」と困惑気味ということです。

工場は2000年ごろまでシラスの加工場として稼働していましたが、同社がシラス事業から撤退したことを受け、倉庫として使用していました。
もともとはステンレス製の門扉があり、関係者以外は出入りすることができませんでしたが、数年前に門扉が盗難被害に遭ったため侵入が可能になり、車が不法投棄されたこともあったということです。
同地は鹿島灘沿岸から徒歩約3分の距離。
周囲には野原が広がっており、夜間は特に人目に付きにくい場所にあるということです。

廃棄物処理法違反の疑いで捜査している鹿嶋署は、見つかった量の多さから、個人による犯行でなく墓石業者が移転する際に捨てた疑いがあるとみて調べています。
近所の寺や墓地から「墓石がなくなった」などといった訴えはないという。
<7月16日8時1分配信 スポーツ報知より>

ごみを捨てるのもお金がかかる時代になりました。
ちょっと前なら何でも不燃ごみで出し、それを回収してもらえましたが、最近はきちんと分別されていなかったり、指定のごみ袋を使用していなければ回収してもらえないようになりました。
ごみを捨てるのもお金がかかるというのは当たり前のこと(回収するのも燃やすのも、手間やお金がかかります)なのですが、以前の手軽さを忘れられない人は、関係なくごみを捨てます。

迷惑なのはそのごみ捨て場付近に住んでいる人です。
回収されないごみがそのまま残るというのは迷惑な話です。
ごみを集めてきて「ごみ屋敷」なんてテレビで放映されている人がいますが、周囲の人はたまったものではありませんね。
決められた回収日を守らない人、分別をしない人、捨ててはいけないごみ(別回収のパソコンなど)を捨てる人・・・。

問題のある人は様々ですが、
たかがごみと侮ってはいけません。
それを不法投棄されたごみを処分するのは大変な労力とお金がかかるのです。
もし、不法投棄されたものが有害物質だったら、その土地が汚染される危険性もあります。

今回不法投棄されたはごみも墓石10トンということですから、すぐに処分しようにも処分できません。
犯罪者は自分の都合しか考えません。
被害者がどう感じるかは関係ありません。
それを防ぐための事前の防犯対策です。
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