防犯ブログ

  • 侵入手口
2008年09月26日 和歌山市の支援学校で職員室より教材費など現金盗難

和歌山市園部の県立紀伊コスモス支援学校園部分校(宮本孝子校長)で、職員室から教材費などの現金がなくなっていたことが分かりました。被害額は計22万3300円で、同校は窃盗の疑いもあるとして和歌山北署に被害届を出しました。

 県教委などによると、7月下旬〜9月初旬、職員7人の机の引き出しから、教材費や修学旅行の費用など公金計14万5600円と職員の私費がなくなっていたということです。
うち6人は鍵を掛けていました。盆休み(8月13〜15日)を除き、学校は開放されていたということです。
校長は「学校の管理も甘かったと反省している。今後このようなことのないよう徹底したい」と話しているということです。
( 9月25日毎日新聞より一部抜粋)

このニュースを見て「だから学校は警備が甘いって泥棒に言われるんだよ」と思いました。
机に鍵をあけていたといって、それが防犯にはならないっということを知っていただきたいと思います。

夏休みに学校を開放するというのは本当にいいことだと思います。
しかし、職員室やパソコン室、理科室などは開放する必要はなく、錠前だけでない「出入管理システム」などをきちんと導入すべきだと思います。
又、職員室の各自の机の引き出しに現金を保管するというのは、ほんの少しの時間でも絶対止めるべきです。
店舗や事務所で売上金をそんな保管をしますか?しませんよね。学校でも同じだと思います。

職員室の職員のロッカーや机の引出しには現金がある。警備システム・防犯システムなどもなく、誰でも校内はもちろんのこと職員室や教室に入ることができる。職員室にはパソコンなどもある。(パソコンは換金できる)
それでは泥棒に狙われてもしかたがないと思うのですが。
今回は現金だけの被害でしたが、パソコンを盗まれた場合には、その中に入っている生徒の個人情報・成績なども紛失ということで大きな問題になることは間違いありません。

「学校は警備が甘かったので入った」「見付かったら電気工事を装い、学校を間違えたように言い訳する」といった過去に逮捕された泥棒の供述を記憶しています。
がんじがらめの防犯対策は不要ですが
きちんと防犯意識を持ち、職員室やパソコン室、理科室などには防犯システムや防犯カメラシステムを設置する、といったことが絶対に必要です。

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