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2012年07月30日 盗難エアコンにGPS機能付き携帯取付、追跡

リサイクル店からエアコン一式を盗んだとして、福岡県警筑紫野署は27日、同県春日市天神山1、無職の男(67)を窃盗容疑で逮捕しました。

店側が、室外機に全地球測位システム(GPS)機能付きの携帯電話を取り付けていたため場所が分かり、逮捕につながったという。

発表によると、男は26日夜から27日朝にかけて、同市内の店の敷地に置かれていたエアコン一式(時価4000円相当)を盗んだ疑いです。
「小遣いが欲しかった」と容疑を認めており、同署は売却目的だったとみています。

店では、これまでにも中古家電が盗まれる被害が数件発生。
店主の長男(25)が室外機の内側に携帯電話をテープで貼り付けていました。
長男がGPSの表示を頼りにエアコンの位置を割り出し、男宅の駐車場で軽トラックの荷台にエアコン一式があるのを見つけ、110番しました。
<読売新聞 7月28日(土)15時14分配信より>

物にGPS機能がある部品を付ければ、仮に盗難被害に遭ったとしても後で追跡することができます。
現在地が分かりますから、おそらく犯人逮捕にもつながるでしょうし、犯罪の抑止力として働きます。
しかし、それが大きく広まると今度は泥棒側がそのGPS機能を無効にする方法を考えるでしょう。
妨害電波を出すような装置や、それがついている部品自体を破壊するという方法で、GPS機能を使えなくしようと考えます。

防犯対策と侵入対策のイタチゴッコと同じです。
どちらかが進歩、進化すると、相手もその対抗策を考えるということです。
100%完璧な対策はありません。
犯罪の手口も日々進歩、進化しています。
その時代、その地域に応じて対策も柔軟に変えていかなければ被害を防ぐことはできません。

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