防犯ブログ

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2018年10月11日 埼玉 春日部・越谷で車パンク150台容疑の男逮捕

埼玉県春日部市内で車のタイヤのパンク被害が相次いだ事件で、タイヤ10本をパンクさせたとして県警捜査1課と春日部署は13日までに、器物損壊容疑で春日部市南4丁目、無職の男(29)=窃盗罪で起訴=を再逮捕、さいたま地検越谷支部に送検した。

再逮捕容疑は7月16日午後8時25分ごろ、春日部市備後西5丁目の月決め駐車場に止めてあった車3台のタイヤ10本を先端のとがった鋭利な物で突き刺し、パンクさせた疑い。男は容疑を否認しているという。

同課によると、防犯カメラの映像や目撃情報などから、近くに住む男が浮上。パンク被害との関連を調べていた。男は春日部市内のスーパー敷地内でミニバイク1台を盗んだとして逮捕、起訴されている。

昨年12月から今年7月にかけて、春日部市で約130台、隣接する越谷市で約20台のタイヤがパンク被害に遭う事件が発生。県警は今後、男との関連について慎重に調べる。

男の逮捕に、現場近くに住む60代女性は「本当にやっているなら、なぜそんなことをしたのか知りたい。まねをする人が出ないといいけど」と話した。
<9/13(木) 22:57配信 埼玉新聞より>


車のタイヤ約150台分がパンク被害に遭った事件で容疑者が逮捕されました。

車やタイヤを盗んで売ったというならその動機はまだ理解できますが、150台もパンクさせたというのはもう理解できる域を超えています。

容疑者は無職の男ということですから再就職できないストレスや社会への不満をタイヤにぶつけ、そして被害者が困る顔を思い浮かべて喜んでいたのでしょうか。

こういう犯人が何をターゲットに選ぶのか、どういう条件なら犯行を避けるのか、犯罪心理学というのでしょうか、このような研究が進み、それを防犯対策に活かすことができれば犯罪の発生率や被害金額を抑えることにつながるかもしれません。

犯人を捕まえて終わり、病気の人は施設等で治療して終わり、ではなく、なぜそのような犯罪を犯すのか、犯さないためにはどのような環境がよいのかなど研究を行うことも犯罪の抑止力を増加させるためには必要でしょう。

このニュースに対するコメント等でも犯人を実名で報道せよ等の書き込みがありましたが、犯人を攻撃するだけでは犯罪は減らないような気がします。
色々な角度、別の角度から捉えるべきでしょう。

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