防犯ブログ

  • 自動車盗難
2008年02月19日 ネット売買後、GPSで所在確認し車泥棒3人組

防犯装置を悪用した自動車泥棒が逮捕されました。

自動車の盗難防止用GPS(全地球測位システム)を付けた車をネットオークションに出品し、売却した後にその自動車を盗んだ容疑で大阪市の男(30)ら3人が逮捕されました。

3人は共謀して、昨年12月ごろネットオークションに自動車を出品しました。
12月21日、愛知県高浜市の男性(26)が落札し、自宅マンションの駐車場にとめていました。
3人は、車体に取り付けたGPSで駐車場所を調べて現場に行き、合鍵で自動車を盗み出しました。

盗まれた自動車が再びネットオークションに出ているのを男性(26)が発見し、再び落札しました。
受け渡し場所を滋賀県彦根市内に指定し、自動車を確認した後、110番通報しました。

3人は「身に覚えがない」などと容疑を否認しているようです。

防犯装置を悪用したずる賢い泥棒の新しい手口です。
一度売った車の位置を探して、盗み出す。
それを再び売りに出す、これが成功したら元手いらずの詐欺泥棒です。

今回の犯人は、2度目も同じネットオークションに出品したため、すぐに逮捕されましたが、販売方法を変えるなどすれば見つけ出すのは非常に難しかったのではないでしょうか。
しかし、落札した品物がすぐに盗まれるなど、不審な点があれば、まず疑われるのは出品者です。

ネットオークションで出品者・落札者の評価が詳しく分かるサイトもあります。
特に高額の商品を売買する際は、相手をきちんと調べてから利用するに限ります。
少しでも怪しいと感じたら取引しないことをおすすめいたします。

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