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2011年04月22日 津波で水没した自動車 ネットオークションに1円~数十万円で出品

震災後、水や電池、トイレットペーパーなど不足する生活物資がネット上で法外な値段で売買されましたが、最近多数出品されているのが津波で水没した自動車です。

「水没車はサビやすく、臭いもキツい。エンジンがかからない車も多く、ほとんどが部品取り用です。業者間のオークションではあまり買い手がつかないため、一般向けのネットオークションに出品される」(ある中古車業者)

ヤフーオークションを覗くと、軽自動車からセルシオ、レクサスなど高級車までラインアップは幅広い。
価格は車の程度によって1円~数十万円までピンキリです。
ほとんどの出品者が業者と思われます。
水没車の処理に困り、現金化を急ぐ所有者が業者に依頼しているケースが多いようです。
問い合わせも殺到しているようで、「問い合わせ対応が1日5時間程度になり、車を探す時間が少なくなってきてます」と書き込む出品者もいます。

しかし中には所有者不明の車を被災地から勝手に持ち運んだ疑いのある怪しい出品も。
「流通していた盗難車が中部地方で見つかったという話もある」(自動車雑誌記者)という。
"火事場泥棒"が車両にまで及んでいる可能性もあります。

本来、所有者不明の水没車は災害廃棄物として市町村が事業主体となって回収します。

「自治体が専門業者に依頼するか、もしくは自衛隊の協力を仰いで回収し、保管場所に移動します。ナンバープレートなどから所有者を探す努力をしたうえで、見つからなければ自治体登録の業者が引き取る形で処分します」(環境省企画課リサイクル推進室)※週刊ポスト2011年4月22日号
<NEWSポストセブン 4月14日(木)16時5分配信より>

業者が津波に水没した自動車を部品取り用としてネットオークションに出品するケースが増えているようです。
ただ、これに乗じてか、被災地から勝手に運んだ(盗んだ)自動車及び部品を自分の物として出品する怪しい者もいるようです。
業者の拠点や営業所がある場合などを除いては、落札した商品の発送先が被災地以外だと怪しいと感じます。

盗品だと分かっていながら買い取るのも問題ですし、盗品だとあとで被害者(本当の持ち主)と揉める可能性もありますから、誰もあえて欲しいとは思わないでしょう。
少しでも怪しいと感じたら、主催者に確認するか、警察に通報すべきでしょう。

震災で多くの方が今も避難生活を続けている一方、義援金を盗んだり、現地でボランティアを装って盗みを繰り返す者、そしてそれをオークションやリサイクルショップで売ろうとする者がいます。
ある面では被害を受けて苦しんでいる多くの人達、そして盗みなどの犯罪によって不当に利益を得ている犯罪者達、あまりにも不公平ではないでしょうか。

現地で盗難防止の為に、人や機械で監視を続けるのは、現状では無理でしょう。
盗むことを防げないのであれば、それを売れないようにする、売ろうとしたら犯行が発覚するような仕組みを造るという大きな面での防犯対策に取り組むべきです。

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