防犯ブログ

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2011年11月04日 大阪 勤務先の病院から薬600万円分盗む

勤務先の病院から薬品を盗んだとして、南堺署は21日、堺市中区深井清水町、薬剤師の男(54)=窃盗罪で起訴=を窃盗容疑で逮捕、堺区検に送検したと発表しました。

送検容疑は今年5月から7月にかけ、同市南区の近畿大医学部堺病院の倉庫から高血圧治療薬などの薬品計58箱(600万円相当)を盗んだとしています。

今年7月、倉庫から持ち出された薬品の記録と処方された薬品の記録などが合わないことから発覚。
病院が被害届を出していました。
男は同病院の薬剤部技術科長でしたが、19日付で懲戒解雇されました。

盗んだ薬は業者に約400万円で売り、得た金をパチンコなどに使っていたという。
男は「4月からやっていた。遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めており、同署は余罪を追及しています。

病院長は同日会見し、「患者や地域社会の皆様に深くおわびする」と謝罪。
倉庫への防犯カメラ設置などの再発防止策実施を明らかにしました。
<毎日新聞10月22日(土)13時34分配信より>

勤務先の病院から薬品600万円分を盗み、業者に転売し400万円を得ていた薬剤師の男が逮捕されました。
倉庫から持ち出された薬品と処分された薬品の記録が合わないことから犯行が発覚しました。
58箱分の薬品ということですから相当な量です。
いずれ誰かが不審に感じて、犯行が発覚することになったと思われます。

病院長が再犯防止の為に倉庫への防犯カメラ設置を実施することを発表していますが、やはり人の目による監視には限界があります。
常に24時間監視することはできません。(複数の警備員を交代で見張らせることは可能ですが、人件費がかかった仕方がありません)
機械である防犯カメラによる監視の方がより効果的でしょう。

導入の為の初期コストや配線を切断される可能性、死角がある、など問題がない訳ではありませんが、複数のカメラによって重要な箇所を監視することは非常に効果的だと思います。

特に人の目を気にする犯罪に対しては、より効果を発揮するでしょう。
従業員や出入り業者などのいわゆる内部犯行と呼ばれる犯罪は、この防犯カメラ設置によってかなり強力な抑止力となるのではないでしょうか。
見られても構わない(危険は承知)という犯罪者に対しては、また別の対策が必要となります。
医療機関の防犯対策

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