防犯ブログ

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2006年12月28日 仏様は許しません!

何を考えているのでしょう?
今年の3月に熊本県のお寺に盗みに入り、住職にけがを負わせて約4000万円を盗んで逮捕された被告が、お寺のお布施を狙って10年間に44都府県で約600件もの窃盗を繰り返していたと供述した。
そのうち、約350件(被害総額約3億4000万円)の裏付けを取り、12件(約1400万円)を追送検した。
この記事を読んで、600件も窃盗事件を繰り返していて、10年間も捕まらなかったことが不思議であり、よく逃げ回れたものです。どんな犯行手口で侵入したのでしょうか?また現場からどのように逃げ回ったのか?セキュリティシステムを販売している私達にとっては、少し興味があります。(捜査上の問題で警察発表は出来ないと思いますが・・・。)
私達、セキュリティシステムを設計・施工を行っている企業として、このような被害が少しでもなくなるように今回は「お寺の防犯」について考えてみます。

そもそもお寺というのは、24時間365日いつでもお参りできるように解放されている場合が多いのではないでしょうか?(一部、参拝できないお寺もありますが・・・。)そのようなお寺では警備をしようと思っても出来ないと思っておられる方が多いと思います。
でも、夜間まで本堂や庫裡など建物の中まで入れるようにはしていません。お寺の境内までは入れても建物内に入れなくても問題はありません。又、夜間に庫裡や宝物庫に近づくことも必要ないと思います。ですので、建物内が無人になる時には防犯センサーで警戒を行い、侵入者が侵入した際には警報ベルやサイレンなどで威嚇撃退を行います。また、現金が保管されている場所については念のために防犯センサーを2重3重と設置することにより被害が減少します。
このようなシステムをご紹介した時に皆さんは「そんな何重にもする必要が本来あるの?」とか「防犯機器設置業者の売り込みで話をしているのでは?」とか疑う方も多いですが、そんなことはありません。今回の窃盗事件のように最近は被害に遭われたことはわかっていても、なかなか犯人が捕まらないことが多く発生してますし、犯行手口も巧妙で過激になってきています。けっして大げさに話をしている訳ではありません。これぐらいの対策をしなくてはダメな時代になってきています。

あと5日で2007年です。正月には各地のお寺では大勢の参拝客で賽銭箱に入れられた現金を狙う窃盗者が出てくると思います。くれぐれもご注意下さい。

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