防犯ブログ

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2005年12月10日 学習塾での小学6年生 刺され死亡

こどもへのいたずら、殺傷・・ここ1ヶ月だけでも全国で悲惨きわまりない事件が発生していますが、
10日 京都府宇治市の学習塾で、塾の講師に小学6年生の少女が刺され、死亡するという事件が発生しました。
不審者の侵入ではなく、今回の加害者は守るべき側の「塾の講師」であることが、関係者だけでなく多くの人に不安と憤りと、やり場のない悲しみを与えていると思います。

警察庁によると、今年上半期の刑法犯罪の被害数91万件の内、未成年者が被害者に遭ったのは16%の約14万7000件。未成年者の被害者の比率の高いものとしては、略取・誘拐事件で83%、強制わいせつ事件59%、公然わいせつ事件57%があります。
殺人事件の被害者も約716件のうち11%にあたる75件は未成年者で、凶悪事件のターゲットになっています。

宇治市というと宇治小学校への不審者侵入による児童傷害事件が03年12月18日に発生した事を思い出します。

宇治市宇治小学校の被害発生の日には、多くのマスコミが押し寄せ、頭上にはヘリコプターが飛び、静かな住宅街が一変しました。子どもたちが通学する姿をTVに撮したり、迎えに来た親にマイクが向けられているのを住民の一人として苦々しく感じながら見ていました。
マスコミの方の取材は約1ヶ月近く続きました。
今、又宇治市の学習塾の周辺は騒然となっており、子供たちの不安がより煽られているのではないかと心配しています。

どうしたらこどもを守ることができるのか。どうしたら子どもたちが安心できるのか。子どもたちの傷ついた心をどうケアするのか。

真実を知る、多くの人に知らせるというマスコミの使命も充分に分かりますが、子どもたちを第一に考えて、私たち大人は対応していく必要があると考えます。

そして、社会全体として犯罪をなくすためのあやゆる方法を考え、実施していくことが必要です。

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