防犯ブログ

  • 侵入手口
2009年01月20日 空き巣は寄り道の達人?

約5年前から埼玉など4都県で672件、総額約2603万円の空き巣をしていた男。

●06年8月22日、東京都足立区神明南2の男性(当時44歳)方アパートに窓ガラスを破って侵入し、現金120万円を盗んだなどとしている。金は生活費やパチンコに使っていたという。

●自宅まで800メートルを1時間近くかけて迂回(うかい)しながら帰宅するなど、捜査の手が及ばないように細心の注意を払っていた。
●昨年7月、張り込んでいた捜査員が「渡辺だな」と声をかけると、笑みを浮かべながら「おれがどこに住んでいるか絶対分からないと思っていたのに」と驚いていた。

「今回はおれの負けだ。よく見つけたな」
と逮捕されたときに言っているようで、この泥棒、懲りない性格のようです。
( 1月16日毎日新聞より抜粋)

空き巣は人がいない不在時に犯行を行います。
犯行に及ぶまでに「下見」を行いターゲットを選定するとともに、犯行前にも「不在確認」を行い、建物内に人がいないことを確認してから犯行に及びます。
犯行途中は非常な緊張状態になり、犯行を終了すると緊張がとけたからか「飲む・買う・打つ」と豪快に遊ぶ泥棒も多いようです。
最近の生活苦からの泥棒は異なりますが、なかなか盗んだ金は身につかないようです。

こうした泥棒から身を守るためには「犯行のターゲットにさせない」ということ。
泥棒も人の子ですから「好き嫌い」があります。「好きな環境」(泥棒しやすい環境)を狙うのです。
セキュリティハウスでは泥棒の心理手口の研究を昭和59年のネットワーク展開開始時期より実施、26年間犯罪のいろいろなパターンを研究し、犯罪に遭わないための方法(防犯 対策)を考えています。
確率論ですが、泥棒の嫌がることをするということが泥棒の被害に遭わないポイント、つまり最高の防犯 対策なのです。

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