防犯ブログ

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2006年09月14日 小学校の校内暴力「過去最悪に」

小学生の校内暴力が過去最悪になり、さらに「対教師」が急増しています。
2005年度に全国の公立小学校で起きた校内暴力の件数は2018件で、3年連続で過去最多を更新したことが13日、文部科学省の調査で分かりました。
先生が被害者となるケースが4割近く増えており、突発的に暴力を振るう子どもにどう対応するかが課題になっています。

ちなみに、中学の校内暴力は2万3115件でほぼ横ばい。高校は5150件で前年度比2.5%の増加にとどまり、小学校の件数増が際立っています。

小学校の校内暴力の内訳は「対教師」が464件、「児童間」が951件、教師・児童以外の「対人」が21件、「器物損壊」が582件。

すぐにキレる子供達がぶつけようのない感情を暴力で表現しているかのようです。

最近、子供が被害者、子供が加害者となる事件が非常に多いと感じませんか?
子供が殺傷される事件、子供が親を殺傷する事件、子供が中心となっている恐ろしい事件が多発しています。
学校外部からの侵入者を防ぐ為に防犯対策を行う一方、学校内部の子供達からも身を守らなければならないとは・・・。

昔は、各学校に、体育や生活指導の怖い先生がいたものです。悪いことをするとげんこつやビンタが飛んでくる、子供達は皆、その先生を恐れていました。
今は体罰等の問題で、子供に少しでも暴力を振るおうものなら、保護者やマスコミが大騒ぎし、うかつなことができません。
悪い知恵をつけたずる賢い子供もいます。体罰を盾に、先生に対して平気で暴言を吐き、暴力まで振るいます。しかも全国で毎年増加しています。

昨年、「女王の教室」というTV番組が放映され、賛否両論がありましたが、学校に教育の全てを任せるのではなく、各家庭で親が子供に対して基本的な教育は行うべきだと思います。
暴力を肯定するつもりはありませんが、先生に対しては多少畏敬の念を抱くぐらいでちょうど良いはずです。

先生が生徒に恐れ恐れ接するような学校で、子供達は何を学ぶのでしょうか。

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