防犯ブログ

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2020年06月12日 スライド式ドアを解錠する侵入手口に注意

窓が上下に開閉する「スライド式」のドアを解錠して侵入する空き巣や忍び込みなどの事件が今年に入り、5月20日までに茨城県つくば市やつくばみらい市、守谷市などで計40件確認されていることが、県警のまとめで判明した。
県警は、内鍵だけでなく、窓も忘れずに施錠するよう呼びかけている。

県警によると、スライド式のドアは、建築年数の浅い住宅の勝手口に設置されていることが多い。ドアの中央に窓があり、ドアの内鍵を施錠した状態でスライド式の窓を開ければ、換気ができる。ただしこの時、犯人が外側から窓に手を入れて腕を伸ばせば、内鍵を解錠される恐れがある。

主として2月ごろから、つくばエクスプレス(TX)沿線の新興住宅地を中心に、このドアから侵入した事件が40件あった。県警は「夏場は窓の施錠を忘れている人が多い」と指摘する。

一方、都市防犯研究センターの調査によると、犯人が建物に侵入できず窃盗を諦める時間は「2~5分以内」が51・4%、「5~10分以内」が22・9%に上った。
このため県警は、ドアや窓に対策を講じ、侵入されるまでに5分程度の時間を稼げば被害を大きく減らせると分析した。

県警は戸締まり以外の対策として、窓の破壊を防ぐ防犯フィルムの貼り付け、窓に格子をつけること、センサーライトの設置などを呼びかけている。

新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除され、今後はさらに外出が増えるとみられる。
県警の担当者は「外出や就寝時は、勝手口のスライド窓もしっかり施錠してほしい」と呼びかけている。
<5/28(木) 16:06配信毎日新聞より>

スライド式のドアは、建築年数の浅い住宅の勝手口に設置されていることが多いようです。
換気面ではメリットがあるでしょうが、防犯面では少しデメリットがあるとも言えます。

この2ヶ月間は緊急事態宣言もあり家に人が居ることが多かったですが、宣言解除後は外出する人が多くなり、必然的に無人の時間帯が増えることになります。
その時間帯は泥棒にとっては狙い目であり、侵入時に窓に手を入れるだけで内鍵を解錠できるというのは、非常に望ましい環境と言えるでしょう。

また、これから本格的に気温が上がり、多くの家で夜間窓を開けっぱなしにして就寝すると思われます。
寝ていても人が居るから安心だろうと考えるかもしれませんが、最近は人が家に居るにも関わらず侵入盗難被害に遭ってしまう事件が増えており、注意が必要です。

特に昼間の無人時、夜間の就寝時の侵入防犯対策を考えなければなりません。

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