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2012年01月19日 高級自転車窃盗 33件被害総額104万円

宇部署は16日、スポーツバイクと呼ばれる高級自転車を盗んだとして、窃盗容疑で逮捕・送検していた宇部市新町、無職の男(50)=窃盗罪で公判中=について、33件約104万円の被害を確認し、捜査を終結したと発表しました。

県警によると、昨年3~10月に宇部市で33件33台の被害を確認。
ルイガノやシボレー、プジョーなど外国メーカーのロードレーサーやマウンテンバイクなどスポーツバイクと呼ばれる自転車がほとんどで、時価10万円のものもあったということです。

駐輪場などに置いてある自転車にかかっているカギつきワイヤなどをペンチで切る手口で、男は「高級自転車を集めるのが趣味だった」と容疑を認めているという。
<毎日新聞1月17日(火)12時25分配信より>

健康ブームや地球温暖化などの問題から、高級自転車が人気のようです。
人気が出て需要が高まると、当然犯罪者が目を付けることになります。
今回逮捕された33件の高級自転車泥棒は、転売目的ではなく、自らの趣味のためだと供述しているようですが、転売すれば相当の利益を得られたでしょう。

犯罪者はこのような需要の高まりに敏感です。
「需要が高まる = 高く売れる = もうかる」という公式に当てはめ、それをタダで仕入れる為にどうすればよいか、盗むのが最も早くて確実だ、と、最終的には犯罪に行き着きます。
人気が出る = 泥棒に狙われると考えてもよいかもしれません。

普通の自転車なら、二重ロックやワイヤにつなぐなどの盗難対策をしていれば、ほとんどの犯行を防ぐことができると思います。
どうしてもその自転車が欲しい、と盗む場合は別ですが、もっと簡単に盗むことができる自転車がいくらでもありますから、普通はそちらの方を盗むでしょう。

高級自転車の場合は、どうしてもその自転車が欲しい、の方に該当するでしょうから、上記のような対策をしていても、泥棒が時間と手間を掛けて盗もうとする可能性があります。
駅などに駐車する場合は、有人の駐輪場や複数の自転車をロックできる装置のある駐輪場を選ぶべきでしょう。
あとは、個別の対策というより、泥棒が犯行を行いにくい環境の周辺に駐車することでしょうか。
近くに防犯カメラが設置されているとか、常に人が行き来し、不審者がいたらすぐに怪しまれる場所、警察署の近くなど。
ただ、駐車してはいけない場所に駐車すると、撤去されることもありますから、注意が必要です。

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