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2012年05月31日 パチンコ店で現金770万円盗難 こじ開けられた形跡なし

30日午前11時ごろ、愛荘町のパチンコ店で、男性従業員が「金庫内に入れた現金が盗まれた」と県警東近江署に通報しました。
同署によると、店内の事務所内にある金庫(高さ約1メートル幅奥行き約50センチ)の中に入れていた約1千万円のうち約770万円の現金がなくなっていました。
同署が窃盗事件とみて捜査しています。

捜査関係者によると、金庫は鍵が閉められており、こじ開けるなどした痕跡もなかったようです。店内を物色した跡もなかったとのこと。

別の従業員が閉店後の29日午後11時40分ごろ、事務所内にある金庫に売上金など約1千万円を入れ施錠し、帰宅。
30日午前、出勤した男性従業員が現金がなくなっているのに気付いたという。
<産経新聞 5月31日(木)7時55分配信より>

金庫をこじ開けた痕跡もなく、室内を物色した跡もなかったということですが、金庫の鍵を持っていたか、内部の事情に詳しい者の犯行かもしれません。
一番自然に考えられるのが、従業員による内部犯行です。
金庫の鍵の保管場所から、建物内への入室方法、セキュリティがある場合の解除方法なども分かっている訳ですから、犯行を簡単に行うことができます。

これはどこの会社や店でも発生する可能性があります。
あとは発生する可能性が高いか低いかです。
もちろん、従業員の数が多いほど、単純にその数字は高くなります。
ただ、高くなる、低くなる要因というものがあります。

その会社における管理体制や防犯対策の内容によって変動します。
具体的には、複数人の承認がなければ鍵が開けられない管理方法だとか、部屋の入退室の履歴をとっているかとか、24時間防犯カメラの映像を記録しているとか、仮に何か邪な考えが思い浮かんでもそれを実行するのをちゅうちょさせる対策があるかどうかです。
これが何もないと、普通に働いている人でも、これを盗んでもばれないのでは?、この管理体制はいいかげんだろう、などという疑問が生じてくるのは必然です。

これを個人の責任だけにすることはできないでしょう。
勤務先の会社側、店舗側がそう思わせないように対策を立てることが望ましいでしょう。
犯行を疑うよりも、そう思わせないように持っていく、誘導することが効果的です。

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