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2007年09月11日 電気が点かないのはなぜ?

仕事や外出先から帰ってきて、「ただいま!…あれ?電気が点かない」という経験のある方はいらっしゃいますか?
私も実家に住んでいる時には、家電製品を使いすぎてブレーカーを落とす、という経験を何度もした事があります。

ただ、冒頭のように外から帰ってきて電気が点かない…という経験は、今のところありません。
ブレーカーを入れて電気が点き、はじめて荒らされた部屋の惨状に気づく…。
部屋がほぼ元通りの状態であれば、被害に気づかないこともあるかもしれません。

空き巣に入った部屋の配電盤のブレーカーを切り、犯行の発覚を遅らせる「ブレーカー落とし」という手口を使って、2005年秋以降、約380件に上る窃盗を東京都内などで重ねていた中国人グループ計16人が、警視庁に逮捕されていたことが分かりました。

このグループは2005年10月以降、杉並、中野、世田谷区でマンションやアパートの玄関ドアをサムターン回しなどの手口で開けて侵入。住人が帰宅後、すぐに電灯がつかないようにブレーカーを切る手口が特徴でした。

また、このグループを脱退して別の窃盗団をつくった中国人が、世田谷、新宿、練馬区などで約300件の空き巣を繰り返していたことも判明。いずれも犯行の発覚を遅らせるため、家人が帰宅しても電灯がすぐにつかないよう、ブレーカーを切るという手口が共通しており、同様の被害が昨年1〜4月には163件に上っていました。都内ではこの2グループの摘発後、侵入盗の被害が昨年より3割も減少したという事です。

日々新しい手口を生み出す犯罪者。今回はまた目先を変えた新しい手口です。
今までブレーカーというと、家電の使いすぎで落ちた時に入れ直したり、賃貸物件では入居時と退去時に入り切りをするくらいです。
中には節電を心がけていて、部屋ごとのブレーカーをこまめに入り切りしている方もいらっしゃるかもしれませんね。恐らくブレーカーの場所を聞かれても、ぱっと出てこない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かく言う私も、ぱっと言われてもちょっと考えてしまうくらい場所があやふやです。

こういった被害に遭わない為にも、泥棒に狙われない・入らせない為の対策を講じていきましょう。

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