防犯ブログ

  • 犯罪情勢
2007年09月04日 「りんご盗難」

秋の味覚といえば、りんご、なし、柿。今年も収穫の時期を迎えましたが、ここ数年、農家の方が頭を痛めているのが、台風と盗難、「農作物の盗難」です。

1日午前10時ごろにも福島県新地町駒ケ嶺字鹿狼(かろう)の畑で、収穫直前のリンゴ約540キロ(13万5000円相当)が
盗まれました。リンゴ畑は広さ10・5アール。リンゴは木から直接もぎ取られていました。
品種は「津軽」などで1箱18キロで換算すると約30箱分になります。
畑を最後に手入れした8月30日午後3時半ごろから、1日午前7時20分ごろの間までに盗まれたとみられ、
道路から奥まった場所の木が狙われ、赤く色づいたものばかりが取られていました。

収穫間近の、ずっと大事に育ててきたりんごが盗まれた気持ち、ほんとうに残念で、悔しいと思います。

青森県では昨年は県内全体で二十六件(県警の被害届受理数)の盗難事件が発生しました。。
二十六件のリンゴ盗難事件のうち、二十五件は津軽地方で発生。県警によると、弘前署管内の十件を筆頭に、青森南署六件、五所川原署四件と続いています。全体では約三万六千個(時価約二百四十五万円相当)が盗まれました。

●手口は収穫前のリンゴを樹上からもぎ取るのがほとんど。
●発生件数の約六割(十六件)が十月に発生し、主力品種「ふじ」の収穫が始まる十一月は五件と減る傾向にある。
●(1)幹線道路から離れている(2)防風ネットなどで園内が見えにくい−などの園地が狙われる傾向にある。
 
弘前署の竹内寛副署長は「こういう場所では、普段から不審な車両のチェックが不可欠。犯人が現場の下見に来ている可能性がある。そこから摘発につながることもあるので、情報提供をお願いしたい」と呼び掛けています。
相次ぐリンゴ盗難に自衛策を講じる農家も増え、県りんご協会は今回初めて防犯講習会を開くなど、「今年こそリンゴを守る」と、各機関とも警戒を強めている一方の農家側も自衛に力を入れているということでした。

盗んだりんごは、闇市場で売られるのでしょうか?それともインターネットオークションで販売されるのでしょうか?
りんごなど農作物の場合、農家の方にとってはかわいい我が子でしょうが、映像を見ただけでは「これが盗品」とは区別がつかないですから、なかなか難しい面があります。

県りんご協会青年部は四日午後六時から同協会講堂で、弘前署員を講師に「園地防犯 講習会」を開きます。福士一史青年部長は「被害に遭った部員もいる。どうすれば防げるのかを考える良い機会としたい」と話しているそうです。

「防犯 講習会」それはすごくいいことだと思います。とかく地方に行くと「鍵をかけない習慣」がまだ残っている地域があり、講演会や展示会でお話をしていて驚くことが多いです。「鍵をかけると留守だということがわかるからかけない」という意見があったりしてびっくりしました。

又、普段からの車輌に対するチェックも大切です。
なわばりではありませんが、「わが町、我が村」という意識で、地域一帯がまとまって防犯を考え防犯 パトロールする、防犯 講習会をする・・そういうことが、目に見えない「防犯 バリア」になるのではないでしょうか?

しかし、パトロールにしても、車輌のチェックにしても24時間、広域な果樹園を行うことはできません。
どうしても死角になる場所が出てきます。
そういう場所を補強する意味でも、ぜひ防犯 システムをご検討されることをお勧めします。
【農作物セキュリティ】
私もりんごは毎日食べています。(毎朝にんじんとバナナと一緒にジュースにして飲んでいます)
健康にも、美容にもいいりんごが、今年こそ盗まれたりしないように、防犯 面でのお手伝いがしたいと考えています。

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