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2007年10月23日 ハンドル握れば本人認証、他人だったらエンジンかからず

 日立製作所は22日、指の静脈パターンで本人を認証する「ハンドル一体型指静脈認証技術」を開発したと発表しました。自動車のハンドルに防犯 の指静脈認証装置を付けたのは業界初。

 運転する人の好みに合わせて、シートやミラーの位置、空調の温度などをあらかじめ設定しておくと、
ハンドルを握るだけで自動的に同じ設定の車内環境になる。
また、指ごとにさまざまな機能を登録させることも可能で、人さし指でエンジンを始動させたり、ETC操作、
薬指でナビゲーションなどを起動させたりできる。

本人以外の盗難などを防ぐだけでなく、運転中でも前方から目を離すことなく、自然に操作が可能という。100本以上の複数の人間の指も登録できます。

 指静脈認証技術は、金融機関のATM(現金自動預払機)などで防犯 対策として実用化されているが、これまでは指の腹の部分の静脈を利用しているため、装置にかざした指の真下にカメラ、真横に光源がありました。
このため、ハンドルなど埋め込みスペースのない用途への応用が難しかったですが、今回は指の側面から静脈を認証する方式を採用することで、認証装置を薄くすることに成功し、ハンドルへの組み込みを可能にしました。

 指静脈認証装置は本人確認の正確性と迅速性、偽造の難しさに特長があり、生体認証の中で指紋認証に続く次世代の技術として注目されています。

 27日から千葉市美浜区の幕張メッセで開催される「第40回東京モーターショー2007」に出展します。

 最近、盗難防止装置・イモビライザーを解除する手口でランドクルーザーなどの高級車を盗んだとして、日系ブラジル人3人を逮捕されたというニュースが報道されました。
指静脈認証装置なら偽造の難しさに特長ある技術で、盗難防止装置などとは違い解除は非常に困難な装置なので防犯 対策として非常に期待致します。

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