防犯ブログ

  • その他
2011年09月21日 東大 放置自転車サドル抜き代わりにブロッコリー差す

東京大学の本郷キャンパスで自転車のサドルが抜き取られ、代わりにブロッコリーが差し込まれるという「事件」が発生しました。誰が何の目的で行ったのかは不明ですが、事前に「ツイッター」を使ってメンバーが集められ、複数の学生による組織的な行動だった事が分かりました。

事件は2011年9月9日に起こりました。
「東大ブロッコリーテロ」とも呼ばれています。
被害にあった東大生の中には「テロには屈しない」と「ツイッター」で呟き、サドルに差してあったブロッコリーを自宅に持ち帰り、茹でて食べた写真をアップしました。

・前日に「ツイッター」を使ったメンバー募集
被害にあったのは自転車十数台とバイク一台。
サドルが外されブロッコリーが差し込まれましたが、自転車一台にはバナナが差し込まれていました。
これらはキャンパス内の放置自転車で、大学側から警告を受けていました。
外されたサドルは自転車のカゴに置かれていたため、窃盗目的ではなかったようです。

東京大学本部広報グループによれば、発見したのが9日昼で、すぐにサドルを元に戻す原状回復を行いました。
誰が何の目的でやったのかは不明で、現在調査中としています。

実はこの「犯行」が行われる前日に「ツイッター」を使ったメンバーの募集があり、実況中継も写真付きで行われています。
そこには事前準備として、ブロッコリーはサドルに差し込みやすいように茎の部分を細く削るように指示。

「参加費は一人ブロッコリー一本 ただ深夜にやるのが、ネックかもね...」
などと書かれています。

「サドル1つ欲しいんだけど」という質問には、「パクるわけではない」と断っています。
犯行時の写真もアップしていて、ブロッコリーを差した自転車を上から横からと撮影。
この自転車に犯行者が実際に乗っている写真もアップしました。

・ギャグアニメ「日常」に影響された?
しかし、なぜブロッコリーなのでしょうか。
ネットでは諸説が飛び交っていて、どうみてもこれは愉快犯で、この事件が起きる前の週に放送されたギャグアニメ「日常」(23話)を参考にしたのではないか、という意見が多いようです。
ストーリーの中に、女子高生のキャラクターの不運が描かれています。
道でガムを踏んだり、ペンキ塗り立てを知らずに座ったり、そして自転車に乗ろうとしたらサドルがブロッコリーになっていた、というもの。

サドルをブロッコリーに替えられたある男子東大生は、「本物の東大生は、テロになど屈しない!」と「ツイッター」で、サドルに差されていたブロッコリーをフライパンで茹で、マヨネーズを掛けて食べる写真をアップしました。

この写真について
「誰も不幸にならないテロって素敵」
「サドルも食ってこそ本物の東大生」
といったツイートがでています。

東京大学本部広報グループに被害にあった人から苦情が来ているのか聞いたところ
「今回のブロッコリーの件については今のところ見当たりません」
ということでした。
<J-CASTニュース9月12日(月)19時22分配信より>

東大キャンパス内の放置自転車のサドルを抜き、代わりにブロッコリーやバナナを差し込むという珍事件が発生しました。
サドルは盗まれておらず、自転車のカゴに置かれていた為、窃盗目的でなく、放置自転車に対する警告ということでしょうか。
今のところ、苦情もなく、盗まれたり、壊されたという被害者もいないようですので、楽しい事件と言えるでしょう。

このまま何事も起こらなければいいのですが、犯行がエスカレートする危険性も考えられます。
複数の学生による組織的な犯行と見られていますが、面白半分のいたずらから犯罪に発展するというパターンが最も懸念されます。
このメンバーなら金儲けができるとかよからぬ考えを持つ者が出てくると大変です。
このまま正義の味方気取りで終わればよいのですが・・・。

加盟企業専用ページはこちら