防犯ブログ

  • 犯罪手口(寺社仏閣)
2011年09月22日 神社の券売機から現金盗難 メーカーの男逮捕

東京都千代田区の靖国神社で展示施設の券売機から現金を盗んだとして、警視庁麹町署は14日、窃盗容疑で自動販売機メーカー社員の男(34)=大田区下丸子=を逮捕しました。
同署によると、「構造を知っている機械だったのでやりやすかった」と、容疑を認めているという。

逮捕容疑は6月9日午後2時ごろ、太平洋戦争などに関する展示をしている靖国神社の「遊就館」の入場券券売機2台から、現金計約3万8000円を盗んだ疑いです。 
<時事通信9月14日(水)13時15分配信より>

神社に設置された自動販売機のメーカー社員による窃盗事件です。
自社の商品ということで構造も知っていた為、犯行が行われたようです。

あってはならないことですが、このような事情に詳しい者による、ある種内部犯行的な犯罪が行われることがあります。
おそらくその券売機の周辺は無人になることがあり、また、防犯カメラなども設置されておらず、券売機自体をクリアできれば簡単にお金を盗むことができるのでしょう。

侵入窃盗犯罪において、狙われるところは大体決まっています。
建物内への侵入に関しては、窓や扉など侵入手口は限られています。
また、金品の窃盗に関しても、金庫やレジなどがあればそこが狙われますし、券売機や自動販売機、両替機など明らかに現金があると思われるところは狙われます。
一般住宅の場合は、タンスや棚、仏壇の引き出しなど、現金や貴金属類を保管しやすい場所をまず物色するでしょう。

このような狙われやすい箇所をピンポイントで監視する、警戒する防犯対策が効果的です。
その箇所に防犯カメラを設置し映像を記録する、侵入警戒センサーを設置し侵入者を検知する、などの防犯対策です。
狙われやすいところを守る、強化するのが防犯対策の基本です。
一般住宅で一番狙われるのが窓ガラスというデータがありますが、そこを重点的に強化すれば、必然的に狙われにくくなるのは当然でしょう。
それが事前の防犯対策の効果です。
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