防犯ブログ

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2022年02月22日 置き配業務中に無施錠の配達先に侵入 現金など400万円相当盗む

宅配業の22歳の男が、大阪府内の配達先などから現金や腕時計など合わせて400万円相当を盗んだとして、逮捕されました。

窃盗などの疑いで逮捕されたのは、京都府京田辺市に住む、宅配業の男(22)です。

容疑者は、去年10月から11月、大阪府内の集合住宅や飲食店など、合わせて5ヵ所から、現金約80万円のほか、腕時計や電動自転車など約320万円相当の物品を盗んだ疑いがもたれています。

容疑者は、大手通販会社の置き配業務を請け負っていて、業務中に無施錠の配達先に侵入するなどして窃盗を繰り返していたということです。

容疑者は、「窓が開いているなど、盗みに入りやすいところを配達中に探していた」などと供述し、容疑を認めています。

大阪府警・枚方警察署は、「置き配を利用する人は、施錠をするなど窃盗の被害にあわないよう注意してほしい」と呼びかけています。
<2/22(火) 9:11配信 ABCテレビより>


コロナ禍において配達業の需要はますます高まっています。
外出して人込みの中で買い物をするより、自宅や会社からネットを通じて買い物をする方が感染リスクが減少するのは明らかです。

また、リモートワークが定着している業界では、個人の働く時間や働き方そのものが変わりつつあり、定時後の副業などが認められるところも出てきています。
それによって飲食業界などの配達業を副業で営む人も増えているようです。
心配なのは、これまでプロとして配達業を営んでいる人がいる一方、そのような副業の人に対して、雇用する側がきちんとした教育を徹底しているかどうかという点です。

今回の事件での業務中に無施錠の配達先に侵入する手口というものは、配達業のプロとしては失格であり、倫理的にも大きな問題があるように思います。
むしろ泥棒が主目的で、配達業はそのための手段ではないかと疑ってしまうのは私だけでしょうか。
真面目に働いている人が大多数の中で、このように業界全体のイメージダウンにつながりかねない犯罪は非常に残念です。

警察のコメントにもあるように、最低限の施錠はもちろんのこと、予算があれば防犯カメラの設置、無い場合はダミーカメラを設定し、映像で記録していることを侵入者に対してアピールすることで、犯罪被害に遭う可能性は少なくなると思われます。(犯罪対象から外れる)

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