防犯ブログ

  • 侵入手口(店舗)
2009年10月21日 たばこ店専門に窃盗。

タバコ店ばかりを狙って侵入窃盗を繰り返していた男が逮捕されました。

●和歌山県田辺市内の店舗に侵入して現金を盗んだとして、田辺、白浜、新宮、湯浅の各署は20日、田辺市朝日ケ丘、無職男(26)を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕した。
手口や時間帯から、余罪が数十件あるとみて裏付けを進めている。容疑者は容疑を否認しているという。
 田辺署によると、容疑者は13日午前11時ごろ、田辺市内のたばこ店に侵入し、レターケースに入っていた現金2万5000円を盗んだ疑い。 

店は住宅を兼ねており、留守だった。無施錠の勝手口から侵入したとみられる
。店の防犯カメラの映像などから容疑者の犯行を突きとめた。
 昨年10月ごろから、4署が管轄する市町のたばこ店などで、店員の注意をそらす間に現金が盗まれる被害が多発していた。多くは田辺市内。被害に遭った店からの目撃情報はほぼ一致しているという。
(10月20日 紀伊民報より引用)

たばこ店というと、住居併用型店舗の代表格で、店舗に常に人がいない時間帯もあります。
前回ご紹介したタバコ店専門泥棒の手口は、事前に店舗を訪問し、両替を依頼しどこに現金が保管されているかを確認してその現金を盗むという手口です。
多くのタバコ店は店舗スペースも狭く、家族経営でお年寄りが店番をしていることも多いのではないかと思います。
そうした店側の事情を犯人は熟知してその隙を狙って犯行を繰り返したのだと推測します。

防犯カメラが設置されていた店舗がありその映像から犯人が逮捕されたことは何よりでした。
多くの住居併用型店舗は、「店は狭いので防犯対策は必要ない」「常に人がいるので防犯システムは不要」と考えておられることが多いのですが、実際には常に人がいるからこそ、強盗などの場合人命が危険にさらされているのです。

犯人は、ハイリスク灰リターン(高額な稼ぎが見込めるが防犯対策が十分にされている)か、ローリスクローリターン(高額な稼ぎは見込めないが無警戒)のどちらを選ぶか?というと、多くはローリスクローリターンなのです。理由は「捕まりたくないから」
無警戒状態であるということは、そこに現金をほとんど置いてなかったとしても泥棒から狙われる可能性が高いのだということをぜひ認識していただきたいと思います。
店舗の防犯対策

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