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2009年07月23日 振込み詐欺&窃盗 新たな手口?

電話で家に現金を用意させてから空き巣に入ったとして、埼玉県警捜査3課や武南署などの合同捜査班は22日、窃盗などの疑いで、東京都港区高輪の無職の男(28)=詐欺罪で起訴=ら男3人を再逮捕、同容疑で板橋区の無職少年(19)を逮捕しました。

捜査班の調べでは、4人は1月27日午後0時50分ごろ〜5時35分ごろの間に、川口市の男性会社員宅にガラスを割って侵入、現金約90万円などを盗むなどした疑いが持たれています。

捜査班によると、4人は事前に男性宅に息子を装って「株で失敗し、160万円必要」などと電話。
自宅に現金を用意させていました。

男(28)は「振り込め詐欺をしていたが、対策が強化されてうまくいかなくなったので、手口を変えた」などと供述しているということです。

捜査班は、4人が平成20年11月ごろから21年3月下旬までの間に、同様の手口で県南部で約30件の空き巣を繰り返し、約2500万円を盗んだとみて裏付け捜査を急いでいます。
<7月23日7時58分配信 産経新聞より>

まず、息子を装って家に電話し、現金を用意させ、侵入してその現金を奪うという振込み詐欺と侵入窃盗を組み合わせたような手口です。
犯人も振り込め詐欺をしていたが、対策が強化されてうまくいかなくなったと供述していますが、今後、このように犯罪の手口を組み合わせたような犯行が増えてくるかもしれません。

以前、ピッキングによる侵入手口が大流行した際も、その防犯対策が広まったときには、また別の侵入手口に切り替わったこともありました。
一つの手口による犯行が少なくなったとしても、それがまた別の地域で流行する場合もあります。
また、忘れたころに増えるということもあります。

その手口に対する決定的な防犯対策ができたとしても、その対策を行っていないところがあればそこを狙うだけです。
全ての場所でその防犯対策が100%導入されていればその犯行は防ぐことができるでしょう。
しかし、そのようなことは不可能ですし、仮にできても、また別の手口が開発されます。

犯罪と防犯対策はイタチごっこと言えるでしょう。
防犯対策をしても100%安全とは言えません。だからと言って、何もしていなければ思わぬ被害に遭ってしまいこともあります。

犯罪の手口も日々進歩しています。
犯罪被害に遭わないようにするにはどうしたらよいのか、我が家におけるもろい箇所・弱い箇所はどこなのか、その防犯対策はどうしたらよいのか、地域における犯罪の傾向など、さまざまなことに目を向け、防犯意識を持ち続けることが重要です。
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