防犯ブログ

  • 犯罪手口
2009年02月14日 電車での居眠りにご注意!

仕事が遅くなって電車で帰宅、はたまた飲んだ帰りに電車で帰宅途中、席に座ってホッとしてつい寝込んじゃう・・・
そういった経験をお持ちの方はいらっしゃると思います。(ちなみに私も何度かあります)
でもそんなあなたの無防備な姿、スリにとっては格好の標的です。

“電車で寝込んでいた乗客から財布などを盗んだとして、府警捜査3課と七条署は11日、3容疑者を窃盗容疑で緊急逮捕した、と発表した。
 同課によると、3容疑者は11日午前0時15分ごろ、JR京都線の山崎駅―西大路駅を走行中の普通電車で、座席で寝ていた男性会社員(29)から、現金1万9千円や免許証などが入った財布(時価5千円相当)を盗んだ疑いがある。3人は男性の隣や向かいに座り、1人がバッグから財布を取り出す間、ほかの2人が新聞を開いて周囲の人から見えないようにしていたという。”
(2月11日 朝日新聞より抜粋)

今回捕まった3人組は、それぞれが役割分担を決めて犯行を行っていることから、常習犯ではないかと思います。
「実行役」と「隠す役」、数人で分担して犯行に及ぶケースもありますが、中には1人で全部をやってしまうケースもあるようです。
すでに捕まったスリ犯の手口ですが、混んだ電車内で被害者と自分のリュックサックをくっつけ、あたかも自分のカバンを探っているかのように堂々と被害者のカバンに手を入れていたそうです。

また、居眠りをしている人だけが狙われるのではなく、本や雑誌、ゲームや携帯に夢中になっている人も「カモ」として狙われているようです。
電車内では常にカバンを膝の上に置くだけでなく、カバンの口が開いていないかにも気をつけましょう。

スリに狙われないために
●財布をズボンのポケットに絶対に入れない。
●財布を背広に入れる場合も、必ずポケットはボタンなどを付ける。二重ポケットにする。
●満員電車などでは、立位置に注意する。
●ハンドバッグ・鞄の中に直に財布は入れず、ファスナー付きの袋に入れ、自分の体の前側、目が良くつくところにバッグを置く。中に簡単に手が入るタイプのトートバッグやハンドバッグは防犯上おすすめしない。
●夜の帰宅時に列車の中で寝ない。
●列車の中が空いているのにわざわざ隣りに座ったり、前に立つ人には注意する。
●携帯電話中、ウィンドウショッピング中、友達と話しながら歩いている時、列車の中で寝ている時・本を読んでいる時などが狙われやすい。

防犯泥棒大百科:「こんなおかしな泥棒がいる」より「スリ道」

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