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2012年02月20日 中国 泥棒がメッセージ「貧乏すぎる、もっと頑張れ」

2012年2月17日、黒龍江省ハルビン市呼蘭区で侵入窃盗事件が20件以上も起き、次々と被害者からの通報がありました。
その中には、犯人が部屋の壁に醤油などの調味料で「貧乏すぎるよ、もっと頑張れ」とメッセージを残した家もありました。
騰訊ネットが伝えました。

14日午後6時ごろ、警察はあるマンションの屋上で怪しい男性を発見し、追跡したところ、民家へ不法侵入した跡によって連続侵入窃盗の容疑者として現行犯逮捕しました。

逮捕された容疑者は自分の小さい体型を利用し、2011年8月から住宅マンションの排水管から上り部屋に侵入し、アクセサリーや現金など20万元(約240万円)相当の物を盗んだと罪を認め、貧乏すぎて盗む物が無い家に侵入した時は壁に「貧乏すぎるよ、もっと頑張れ」とメッセージまで残したという。
現在、当容疑者はすでに刑事拘禁されました。
<Record China2月18日(土)7時34分配信より>

中国のニュースです。
泥棒が侵入した際、貧乏すぎて盗む物が無い家に対しては、「貧乏すぎるよ、もっと頑張れ」というメッセージを残していたという事件です。
泥棒にまで同情されるというのはよほど貧しかったのでしょう。

このように同情してくれる泥棒だといいのですが、せっかく侵入したのに盗む者がない、と自分勝手に怒り出す泥棒もいます。
逆ギレして、理不尽な怒りをぶつけられると大変です。
室内を荒らされるだけで済めば不幸中の幸いかもしれません。
泥棒によっては、怒り狂い放火する者もいます。
また、自分が侵入した跡を消そうと、放火する者もいます。

窃盗と放火、別の犯罪のようですが、場合によっては犯罪として組み合わされることがあります。
犯罪者の中には比較的善人(犯罪を犯す時点で善人とは言えないかもしれませんが・・・)もいます。
盗む物が何もなかったから、そのまま逃げたという場合もあるでしょうが、これは稀なケースと考える方が良いでしょう。

我が家には盗られるような物はない、高価な貴金属もないから狙われる心配はない、という考えの人もいます。
しかし、泥棒から見れば、盗むような物がないかは外からは分かりません。
侵入し、室内を物色するまでは分からないのです。
その時点ですでに侵入という大きな被害をこうむっているのです。

扉や窓が壊され、室内が荒らされ、金品が盗まれ、場合によっては放火され、建物が燃える、最悪の場合は死者が出る恐れもある、そこまで考える必要があるでしょう。
その上で、それを防ぐ為の対策をすべきかどうか、費用を掛けてでも行う必要があるか、などの検討をすべきでしょう。

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