防犯ブログ

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2008年12月10日 ハンマーで車の窓を割ってバッグやカーナビ盗む436件

車上狙い・・平成19年年間で168129件も発生しています。検挙率は24.5%、4人に1人しか捕まっていないということで、ピークの平成14年の443298件からは非常に減少していますが、まだまだ安心はできません。
検挙した事件を見ると、単独犯が多く、60歳から64歳が急増しているようです。
発生場所では、平成20年上半期では駐車場が64.5%、道路上が15.6%、駐車場に泊めていたとしても安心はできないということです。そんな車上狙いを436件していた二人組みが逮捕されました。

山口、熊本、福岡 車狙い窃盗436件 福岡県警、3件送検(12月10日西日本新聞)
福岡県警は9日、窃盗の罪などで公判中の福岡市博多区麦野5丁目、無職A(31)▽同、B(49)の両被告が、福岡、熊本、山口各県で車両を狙った窃盗計436件(被害総額約4700万円)を繰り返したと供述、うち3件を送検したと発表した。

 県警によると、2人は今年1‐7月、福岡県を中心に、ハンマーで車の窓を割ってバッグやカーナビを盗んだほか、コインパーキングの精算機をバールでこじ開けて現金を盗んだという。乗用車も計26台を盗み、犯行に使っては乗り捨て、熊本県で7件、山口県で1件の車内荒らしをしたことも認めている。
 2人は「覚せい剤代や遊興費に充てていた」と供述しているという。

車上狙いだけでなく、自動車も盗み、犯行に使用する。
自動車盗難も車上狙いも「狙われにくい駐車場を選ぶ」ということが重要です。日本損害保険協会によると、契約駐車場、自宅駐車場の違いはあれ盗まれる場所は自分の駐車場ということで、注意が必要です。

狙われにくい駐車場
●センサー付きライト(人感ライト)を設置し、人や車両がそのエリアに入ると点灯して周囲を照らす。犯人への威嚇効果がある。
● 塀、フェンスをつける。どこからでも入れないようにする。
● 照明設備が整っている。明るさを確保し、周囲から見通しを良くすること。夜間は人の行動を視認できる3ルクス以上の照度を確保する。
● 防犯カメラの設置。駐車場内の死角をなくし、不審者の早期発見、犯人逮捕、抑止効果を高める効果がある。カメラ全体を目に付きやすいように設置することで抑止力を高める。
● 防犯カメラ設置のステッカーを目立つところに表示し、抑止力を高める。
● 自動ゲート、チェーンなどで、関係車両以外は侵入できないようにする。ロボットゲートが設置されているとより効果が高い。
● 場内の整理整頓を行い、見通しを良くする。ゴミ、草刈り、植木の剪定も定期的に行う。

そして自動車には自動車盗難防止装置などを設置すること。

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