防犯ブログ

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2009年10月17日 帰省のたび空き巣。「土地鑑ありやりやすかった」

「ふるさとに錦を飾る」というのは昔のことなのでしょうか?
ふるさとに帰省の度に空き巣をしていた男が逮捕されました。

●住居侵入容疑で茨城県警に現行犯逮捕された東京都内の男が、レンタカーで古里の茨城に「帰郷」し、空き巣を繰り返していたことが県警合同捜査班の調べで分かった。

 男は約70件の犯行を認める供述をしており、県警は被害総額が500万円を超えるとみている。

 男は、東京都江東区東雲、元飲食店員(29)(窃盗罪などで起訴)。
8月13日未明、同県笠間市内の民家で家人に見つかり、靴を履かずに逃走。近くのヤブで居眠りした後の同日正午頃、靴を取りに戻ったところを取り押さえられ、住居侵入の疑いで現行犯逮捕された。
8月24日には、同市内の別の民家から現金49万円を盗んだとして、窃盗容疑で再逮捕された。

都内のイタリア料理店で働いていた5月頃から、仕事後の深夜にレンタカーで出身地の同県鉾田市や周辺に行き、無施錠の玄関から侵入する手口で空き巣を繰り返したとみられている。
 「土地鑑があり、(空き巣を)やりやすかった。生活が苦しかった」と供述している。
(10月16日 読売新聞より引用)

「無施錠の玄関から侵入する手口」で空き巣。
都会で住む方には信じられないと思う方もいらっしゃる一方で、玄関の扉を施錠しないのをそれほど不思議に思われない方もまだおられます。
「鍵をかけたら留守だとわかる」
ある講演会で無施錠のまま家を空ける理由にそうおっしゃった方もいらっしゃいました。
遠方ではなく、ちょっとゴミを出しに行く、近所に回覧版を持っていくという時に施錠をしない方はもっと増えると思います。
又、トイレ、風呂場、2階の窓、3階の窓となるともっと「無施錠(無締まり)」は増えると思います。

一戸建て住宅で、「無施錠(無締まり)」で侵入窃盗被害認知件数は平成21年上半期で1万1千605件発生しています。
実はこの「無施錠(無締まり)」が今年の上半期で一戸建て住宅では最も多い手口でした。
42.1%にもなります。「ガラス破り」が41.6%ですから、ほんの少しの差なのですが、「無施錠(無締まり)」からいかに多く侵入されているかを考えると、もっと防犯意識を持っていただく必要があるということを痛感します。
施錠されていたらあきらめる泥棒ではありませんが、施錠をし、補助錠を付け、見通しを良くし・・・と防犯環境をできるところから実施していくことで、確実に泥棒が嫌がる環境となります。
そういう積み重ねが「泥棒の被害に遭わないポイント」なのです。

泥棒被害に遭わないためのホームセキュリティ

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