防犯ブログ

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2006年08月22日 振り込め詐欺団から横取り、ネットバンキング機能で。

振り込め詐欺は、これほど手口などがあきらかにされていてもまだまだ非常に多く、平成18年6月末の「振り込め詐欺(恐喝)」事件の認知件数は9,136件、被害総額(既遂のみ)は約117億7,290万円と多発しています。その内訳として、51.1%の「オレオレ詐欺」は60億2009万円、23.8%の架空請求詐欺は27億9968万円、25.1%の融資保証金詐欺が29億5313万円となっており、今年も3年連続200億円以上の被害が発生するのを避けられないのではないかと危惧しています。
(平成16年:約 283 億 7866 万円  / 平成17年:約 251 億 5186 万円 )

都内では、金融機関で目立たないように「98万円振り込め」という振り込め詐欺が急増しており、警視庁によると、4月以降の4カ月間で166件が確認され、被害総額は3億円を超えるということです。

そんな中で、振り込め詐欺グループより金を騙し取ったという暴力団組員が逮捕されました。
「上には上がいる」なんて、変な感想を持ってしまいました。

5人は、不正取得したインターネットバンキング機能付き銀行口座を振り込め詐欺グループに売却、詐欺グループがだまし取った金を横取りしていました。
こうした手口は「抜き」と呼ばれ、同様の犯行が増えているということですが、岐阜県警捜査2課は「摘発は全国で初めてではないか」としています。

逮捕された5人の手口は、こんな感じです。
まず、知人の男に依頼して5、6個の口座を不正に作らせ、うち1、2個にネットバンキング機能を付けて振り込め詐欺グループに売却します。
その後はネット上で監視を継続。
振り込め詐欺グループが4月3日、岐阜県多治見市の女性(60)に「女性を妊娠させたから400万円が必要」と息子を装って電話し、女性が指定口座に金を振り込むのを確認した直後、4月3日午後、厚木市内のインターネットカフェで、振り込め詐欺グループに売却した銀行口座の同システムにアクセスし、この口座から容疑者名義の普通預金口座に299万円を振り込ませる虚偽の情報を銀行のコンピューターに与え、金をだまし取る。

振り込まれたはずの現金が、別の口座に知らない間に振り込まれていたことを知った振り込め詐欺グループの驚いた顔もちょっと見てみたい・・と思いませんか?
まるで映画のワンシーンのようです。

それにしても、詐欺をする人というのは、頭も度胸も、演技力も、そしてIT知識もいるのですね。
その能力をまっとうな道に使ったら大成すると思うのですが・・・。

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